「ごはんは裏切らない」と伝えたい

アメリカの留学先の寮では、舌に合わない料理を食べ続けることになり、ショックを受けたという経験も。そんな中でパイの実の美味しさに感動するのですが、平野さんの人生には何度か、「美味しく食べられない時間」がありました。

食に傷ついたあと、食にたくさん救われてきたという平野さん。本書の帯には、「やっぱり虚無にはごはんが効く」という言葉が書かれています。

食を通して、心までじんわりと届く一冊。お腹を空かせて、食べたいものを考えながら読んでみてはいかがでしょう。

東京バーゲンマニア編集部
Written by: 馬場レオン