9月29日、中山競馬場で行われた秋のG1開幕戦、スプリンターズステークス(芝1200m)は、9番人気の伏兵ルガルが波乱を演出した。1番人気に支持されたサトノレーヴは伸びきれずに7着。また、香港から参戦したビクターザウィナーは6着、ムゲンは13着に敗れた。
スプリンターズS、勝利ジョッキーコメント
1着 ルガル
西村淳也騎手
「本当幸せですね。すごい込み上がりました。(レースプランは?)すいません、レースはあんまり覚えてないですね(笑)。今、クビ差って見て、結構迫ってたんやなと思いましたね。(レース中は)全くわからなかったです。本当、僕を支えてくれた方々に(ありがとうございましたと)伝えたいですね。本当気持ちいいですし、幸せですし、またすぐにG1勝って、またこの台に立ちたいなと思います。(レース直後の淳也コールは)本当幸せでした。ありがとうございました。ルガルもこれからもっともっと頑張ってくれると思います。そのルガルに追いつけるように僕も頑張りたいと思います」
レース結果、詳細は下記のとおり。
9月29日、中山11Rで行われた第58回スプリンターズステークス(3歳上オープン・G1・芝1200m・1着賞金=1億7000万円)は、西村淳也騎乗の9番人気、ルガル(牡4・栗東・杉山晴紀)が勝利した。クビ差の2着に5番人気のトウシンマカオ(牡5・美浦・高柳瑞樹)、3着に4番人気のナムラクレア(牝5・栗東・長谷川浩大)が入った。勝ちタイムは1:07.0(良)。
1番人気でD.レーン騎乗、サトノレーヴ(牡5・美浦・堀宣行)は7着、2番人気で川田将雅騎乗、ママコチャ(牝5・栗東・池江泰寿)は4着敗退。
【動画】ルガルが波乱を演出…スプリンターズS
好位から抜け出す
西村淳也騎乗の9番人気、ルガルが波乱を演出した。道中はスタートを決めて好位3番手を軽快に追走。逃げ馬が飛ばしていく中で、離れたところから虎視眈々と機を伺って進出した。直線入口から手応えよく先頭を伺い、そのまま抜け出した。ゴール前ではライバルが迫ったものの着差以上の完勝だった。1番人気に推されたサトノレーヴはまさかの7着に敗れた。また、デビューから7年目で嬉しいG1初制覇となった西村淳也騎手は「騎手生活をしていて本当に良かったです」と喜びを伝えた。
ルガル 13戦4勝
(牡4・栗東・杉山晴紀)
父:ドゥラメンテ
母:アタブ
母父:New Approach
馬主:江馬由将
生産者:三嶋牧場
【全着順】
1着 ルガル 西村淳也
2着 トウシンマカオ 菅原明良
3着 ナムラクレア 横山武史
4着 ママコチャ 川田将雅
5着 ウインマーベル 松山弘平
6着 ビクターザウィナー J.モレイラ
7着 サトノレーヴ D.レーン
8着 ピューロマジック 横山典弘
9着 エイシンスポッター A.シュタルケ
10着 モズメイメイ 国分恭介
11着 オオバンブルマイ 武豊
12着 マッドクール 坂井瑠星
13着 ムゲン K.ティータン
14着 ウイングレイテスト 松岡正海
15着 ダノンスコーピオン 戸崎圭太
16着 ヴェントヴォーチェ C.ルメール