語学学校に突然訪れた語学学校の卒業生→思わず涙が出てしまった卒業後の暮らしっぷり【女ひとりカナダ暮らし(11)】
語学学校に突然訪れた語学学校の卒業生→思わず涙が出てしまった卒業後の暮らしっぷり【女ひとりカナダ暮らし(11)】
私の勤めている語学学校ではいろいろな国のいろいろな年齢の生徒さんが入学してくるので、入学や卒業時期は様々です。
ただ、共通点としては、基本的にみなさん月曜日に入学するというところですね。
もちろん各国の夏休みにあたる8月などに繁忙期はありますが、月曜日は新入生がスタートする日なので、毎週「忙しくなるぞ」と気合を入れています。
(ちなみに日本人だとやはり3月や4月や8月の長期休み中に入学してくる方が多いですね。)
さて、とある月曜日。
気合を入れて出勤すると、学校の入り口に、大きなバックパックを前と後ろに下げ、しきりに手を振っている人がいるのです。
私はこんな知り合いはいないし・・・と知らん顔をしていると、どうも私に向けて手を振っているような気がします・・・。
・・・あ!
すっかり見た目が変わってしまって気付きませんでしたが、なんと日本人の元学生さんだったのです!
彼女は一年前にうちの学校で勉強していた学生さんで、卒業後にカナダの別の都市に移り住んで働いていたはず。
話を聞くと、日本へ一時帰国した後にカナダに帰ってきたその足で、わざわざ私に会うために語学学校に立ち寄ってくれたんだとか。
留学してきた当初は、細身で少し引っ込み思案だった彼女。
しかし海外で働きたいという情熱を持っていた彼女は努力を重ね、見事にその夢を叶えたのです。
語学学校に突然訪れた語学学校の卒業生→思わず涙が出てしまった卒業後の暮らしっぷり【女ひとりカナダ暮らし(11)】
すっかりふっくらして、健康的に日焼けをして、山男のようにたくさんの荷物を背負って…リラックスした表情はまるで別人です。
そして、彼女が「お母さんが作ったものなんです」といって、たくさんの荷物の中から渡してくれた包みは、なんと日本のお餅!!!
彼女とそのお母さんの優しさの詰まったプレゼントは、とっても、とっても、特別で、その週のスタートをどんなにハッピーにしてくれたことか!
ここで学生さん達の為に働いていてよかった…!
卒業して1年たっても、私の事を思ってきてくれた彼女に感謝しつつ、彼女の将来にこれからもいっぱいいいことがありますようにと祈った月曜日でした。
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