『DESTRUCTION in KOBE』神戸ワールド記念ホール(2024年9月29日)
○大岩陵平&ザック・セイバーJr.&藤田晃生vsSANADA&タイチ&TAKAみちのく×
大岩がTMDKの新メンバーとして新日本凱旋。NEVER王者・鷹木信悟に挑戦を表明した。
G1覇者で10・14両国大会でIWGP世界ヘビー級王座を控えるザックは9・9後楽園大会で「コーベタイカイ、9ガツ29ニチ、コーベ。アタラシイ、TMDKメンバー、ハイッテキマス。驚かせるぞ、Xをお届けだ!」とTMDKの新メンバー投入を予告。この日、藤田&XとのトリオでSANADA&タイチ&TAKAのJust 5 Guysと対戦した。
現れたXはNOAHでの無期限武者修行を終えた大岩陵平だった。「大岩」コールに後押しされて先発で飛び出した大岩はタイチを相手に逆水平とローキックのラリーを展開。ショルダータックルでなぎ倒し、フロントハイキックで反撃されても、アームドラッグからのアームロックで応戦。NOAHで培った腕攻めを展開し、ドロップキックを放った。
10・20ロンドン大会での一騎打ちを控えるザックとSANADAは一進一退の読み合いを展開。SANADAがムーンサルトで飛びついてのドラゴンスリーパーをザックがザックドライバーで切り返しにかかれば、SANADAはさらにドラゴンスリーパーで切り返す。ザックがお株を奪う回転足折り固めで丸め込めば、SANADAも後方回転エビ固めで対抗。ドラゴンスクリューでひねり上げた。
藤田はTAKAにスワンダイブ式ミサイルキックを発射。TAKAにランニングニーで反撃されても、レッグラリアットでやり返す。すかさずザックが腕へのオーバーヘッドキック、藤田が逆水平の波状攻撃を浴びせると、大岩はアナコンダスープレックスを敢行。スリーパーで絞め上げると、ショートレンジローリングラリアットを左腕で叩き込んで一気に3カウントを奪った。
大岩がTMDK新メンバーとしての初戦、そして新日本凱旋試合を勝利で飾った。試合後、タイチと向き合い、何やら言葉を交わすと、ザック、藤田とともにエプロンに座ってかちどきを上げ、同期・藤田と握手を交わした。
「TMDK入って一発目。今日がスタートだぞ。今日から俺がこの新日本プロレスの新世代よりもっと若い、“超”新世代で頑張っていきます」と宣言した大岩は早速アクションを起こした。この日、鷹木がHENAREを破ってNEVER王座を奪還。メイン後、IWGP世界ヘビー挑戦を表明しているところに割って入った大岩は「TMDK入って一発目、まずは景気づけにお前の持ってる、そのNEVERのベルト、俺が挑戦する」と宣戦布告した。鷹木も「おめえとは10・14両国で勝負してやる」と受諾。10・14両国大会で大岩のNEVER王座挑戦が決定的となった。