【DDT】彰人が蛍光灯IPPONタッグデスマッチ制してEXTREME王座奪還 ディーノ指名で10・20後楽園でのV1戦が決定

 『DRAMATIC INFINITY 2024〜3時間スペシャル〜』が29日、東京・後楽園ホールで行われ、彰人が蛍光灯IPPONタッグデスマッチで勝俣瞬馬に勝利し、2年ぶりにDDT EXTREME王座返り咲き。男色ディーノを挑戦者に指名し、10・20後楽園大会での初防衛戦が決まった。

 彰人は9・16札幌大会でEXTREME王者・勝俣に挑戦を表明。試合形式は自身の代名詞ともいえる「蛍光灯IPPONデスマッチ」を希望し、「もっとスリリングにしたい」との意向が受け入れられ、勝俣が須見和馬、彰人が夢虹とそれぞれ組んでのタッグマッチとなった。

 試合はリング上に蛍光灯が1本用意され、それを割った選手が敗者となる。須見、夢虹の両選手も試合権利を有し、須見が勝利した場合は王者・勝俣の防衛、夢虹が勝利した場合は挑戦者・彰人が王座奪取となる変則ルール。なお、須見が敗北の場合も挑戦者・彰人の王座奪取、夢虹が敗北の場合も王者・勝俣の防衛となる。

 蛍光灯を割ったら負けてしまうとあって、試合はスリリングな展開となった。そんな中、彰人はリング中央で蛍光灯の上に倒れた勝俣に須見を乗せ、その上に覆いかぶさった。そこへ夢虹がダイビング・フットスタンプを投下。勝俣の下にあった蛍光灯が割れ、彰人がEXTREME王座を奪取。2022年8月に第54代王者から陥落以来、2年ぶり5度目の戴冠を果たした。

 試合後、彰人はディーノを次期挑戦者に指名。呼応して現れたディーノに「僕がなぜあなたを指名したかわかりますか? このEXTREMEを次に巻いたときはあなたをチャレンジャーに迎え入れようと思ってたんです」と語りかけ、「あなたに謝らなきゃいけない、言わなきゃいけないことがある。フェロモンズのことです。僕は高木(三四郎)さんに言われて、やってたように見せてましたけど、ホントは違うんです。僕はフェロモンズは好きだった。だけど男色“ダンディ”ディーノが嫌いだった」と告白。そして「僕は男色ディーノにあこがれてDDTにいるんです。あのユニットは飯野雄貴のユニットだった。あなたはサポート役に徹していた。それがイヤだったんです。解散して、あなたはやっと普段の男色ディーノとして目の前に立ってくれた。僕はあなたが一番大事にしていたフェロモンズを奪いました。僕の今一番大事なEXTREMEのベルトをかけて、僕とやり合ってください」と涙ながらに訴えた。

 するとディーノは「男色ディーノの人生をなめ腐ってるな。確かにフェロモンズは生きがいだった。でも人間生きてりゃ生きがいがどんどん生まれるんだよ。後ろ向きなのはお前だけだよ」と反論。「今、男色ディーノは生きがいのもと生きてんだよ。じゃあ、そのベルト、私の生きがいの一つに加えてやるよ」と呼応し、10・20後楽園大会で彰人初防衛戦となるEXTREME王座戦が決まった。

 大石真翔がDDT所属として最後のシングルマッチに登場。10・3新宿大会でのKO-Dタッグ挑戦を控えるパートナーのディーノとアイアンマンヘビーメタル級王座をかけて対戦した。大石がスリーパーでギブアップを奪い、アイアンマン王座を奪取。試合後、ディーノが逆にスリーパーで雪辱を遂げ、早期奪還を果たした。また、高尾蒼馬が第2試合の6人タッグマッチ(遠藤哲哉&高尾&高鹿佑也vs大鷲透&平田一喜&石田有輝)で平田から3カウントを奪取。平田が保持していた「いつでもどこでも挑戦権」が高尾に移動した。

☆10/20(日)東京・後楽園ホール『God Bless DDT 2024』10:30開場、11:30開始

▼DDT EXTREME選手権試合
[挑戦者]
男色ディーノ
vs
彰人
[第60代王者]
※彰人初防衛戦
※ルール未定