『DRAMATIC INFINITY 2024〜3時間スペシャル〜』が29日、東京・後楽園ホールで行われ、HARASHIMAがKO-D無差別級王座挑戦を表明。10・20後楽園大会で王者・青木真也のV2戦が決まった。
KO-D王座10度の戴冠歴を誇るHARASHIMAはこの日、現王者・青木と組み、秋山準&中村圭吾組と対戦した。青木と秋山が珠玉のレスリングの攻防を展開し、秋山がパイルドライバーを決めれば、青木は腕十字狙いで応戦。脱出した秋山はエクスプロイダーで投げ飛ばした。
HARASHIMAは中村を相手にミドルキック合戦を繰り広げ、ファルコンアローで突き刺した。中村もフランケンシュタイナーで応戦するものの、最後はHARASHIMAがリバース・フランケンシュタイナーからの蒼魔刀で3カウントを奪った。
快勝したHARASHIMAは試合後、「強い青木真也を見てて、ワクワクドキドキしたよ。ホントは『いつでもどこでも挑戦権』を獲って挑戦したかったけど、我慢できなくなっちゃった。青木さん、そのベルトに挑戦させてください」とアピールした。青木も「ようやく来てくれました。全力でHARASHIMAさんをめくりにいきます。やりましょう」と快諾。10・20後楽園大会でのKO-D王座戦が決まり、両者はガッチリ握手を交わした。
両者はこれまで3度シングル対決し、青木の2勝1敗。4度目の対決がV2戦で実現することになり、青木は「ようやく来たかって。今このベルトが一番強いと思う。そのベルトによく挑んできたんじゃないかって。3回シングルやって、2勝1敗。イーブンにされるのか、突き放すのか、やってみたらいいんじゃないですか」と歓迎した。
対するHARASHIMAは勝てば2020年1月に第73代王者から陥落以来、4年9ヵ月ぶり11度目の戴冠となる。「KO-D無差別級のベルトへのこだわりはずっと持ち続けてる」と言い切ったHARASHIMAは「青木さんとは過去何度もシングルでやって、負けたほうが多いのかもしれないけど。KO-D無差別級のベルトをかけての試合はなかったと思うんで。そのベルトを勝ち取りたい。ベルトが新しくなってから巻いてないんで。巻きたいと思ってます」と頂点返り咲きを見据えた。
☆10/20(日)東京・後楽園ホール『God Bless DDT 2024』10:30開場、11:30開始
▼KO-D無差別級選手権試合
[挑戦者]
HARASHIMA
vs
青木真也
[第83代王者]
※青木2度目の防衛戦