子持ちと独身では、溝があると言われています。
実際に、「独身とは距離を置いた」という既婚子持ちや「既婚子持ちとは話が合わない」と疎遠になった独身の人も多いのではないでしょうか?
そこで、この記事では「子持ちが独身を見下す理由や心理」と「独身と既婚子持ちは分かり合えないのか」ということについて解説していきます。
【性格や外見などに問題があるから独身だと思っている人が多いから】
子持ちで独身を見下している人の中には、「性格や外見などに問題があるから独身」だと思っている人が多いことが挙げられます。
独身の理由は、人それぞれです。多様性の時代となり、「1人の方が楽だから」という理由で自ら独身を選ぶ人もいます。
しかし、既婚の子持ちからすると「適齢期過ぎても独身なのは何か問題があるからでは?」と勘繰る人が案外少なくありません。
実際に、「あの人まだ独身なのやばいよね」「性格に問題があるからいつまでも結婚できないんだよ」などという会話を耳にしたことがある人も多いのではないでしょうか?
独身の人の本当の気持ちや理由を聞いても、強がりだと見下して「はいはい」と流す子持ちの人は多いのです。
【子どもを育ててこそ一人前だと思っているから】
子持ちの人の中には、「苦労して子どもを産んで育ててこそ一人前、子どもを産んでいない独身は半人前」という考えを持った人も多いです。
「子どもを産んで一人前」「子どもができてこそ大人になれる」などという言葉を聞いたことがある人もいることでしょう。
子どもを産んで育てる大変さや夫婦や子どもとのコミュニケーションや子育ての仕方など、子育てをすることで学べることは多いです。
そのため、「独身はまだ半人前」と見下す子持ちの人もいるのです。こうした考えは昔からあり、今も同じように考える子持ちは少なくありません。
【羨ましいから】
独身が羨ましいのにプライドの高さから独身を見下す子持ちも中にはいます。
「夫婦仲が円満ではない」「子育てに疲れた」「人生をやり直したい」などと考えている子持ちの人からすると、独身の人が羨ましくなることも。
しかし、結婚して子供がいる手前、「独身が羨ましい」と素直に言えない子持ちも少なくないようです。
そのため、「独身はいいよね」「良い人いないの?」などと相手を煽るような態度や「まだ結婚しないの?」と独身を見下す発言をしてしまうんだとか。
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独身と既婚子持ちは分かり合えないのか
独身と既婚子持ちは分かり合えないのでしょうか?
どうして分かり合うことが難しいのか、その理由も見ていきましょう。
【働き方に差があるから】
独身と既婚子持ちでは、働き方も違うことがあります。
独身はフルタイムで働くことが多いですが、既婚子持ちだと短い時間で働く人が多いです。
また、子どもの体調不良や家庭の事情で早退したり当日欠勤したりする子持ちも少なくありません。
早退や欠勤をすると独身にその人の仕事が振り分けられることも。
こうした働き方に不満を抱えている独身は結構多く、働き方だけを見ても相容れない事情があるのです。
【お金の使い方や時間の使い方が違うから】
独身と既婚子持ちでは、お金と時間の使い方が大きく違います。
独身であれば、自分のためだけにお金を使えるケースが多いですよね。しかし、既婚子持ちは家族のためにお金を使うケースが多いです。また、独身は自分のために自由に時間も使えます。
それに対し、既婚子持ちは家族のために時間を使うことが多く、自由な時間が少ないケースが多いです。
こうしたお金や時間の使い方の違いも、独身と既婚子持ちが分かり合えない理由につながっています。
【それぞれの大変さを理解し合うことが難しいから】
独身には独身の、既婚子持ちには既婚子持ちの大変さがあります。
しかし、その大変さはそれぞれ体験してみなければ分かりません。独身も好きで独身でいる訳ではないかもしれませんよね。
それなのに、周りに「いつ結婚するの?」「早く子ども産んだほうがいいよ」と言われるストレス。
既婚子持ちも、お金や時間を自由に使えないストレスを抱えています。独身の身軽さや自由にお金や時間を使えることなどは羨ましく映ることもあるでしょう。
立場や状況が違えば、見方が変わります。それぞれの大変さは、その立場になってみないと分からないことが殆どなのです。