今さら新発売? ミニストップのホットドッグはどんなもんか食べてみたら、「普通」の大切さに気付かされた



いつの頃からか、コンビニエンスストア「ミニストップ」でホットドッグが販売されているらしい。それも、ホットスナックコーナーで。

コンビニにホットドッグがあること自体は特に珍しくない。が、その多くはサンドイッチとかと一緒に冷蔵ケースに並んでいるイメージ。レンジで温めて食べるやつだ。

そんな中、ここへきて売り出し始めたミニストップのホットドッグ。2024年9月13日販売開始とのことなので、マジで最近だ。どんなもんか確かめてみようではないか。

というわけで取り急ぎミニストップへ。

ほんとにホットスナックコーナーに並んでいる。肉まん的なポジショニングだ。「温めますか?」とかも聞かれなかった。パンが湿気を吸ったりしないのだろうか……。

袋いりませんと言ったら、紙袋に入れて渡してくれた。

・ホットドッグ(税込214円)

というわけでホットドッグである。野菜や他の具材はなく、シンプルにソーセージのみ。ケチャップと粒マスタードを付けてくれている。

熱々ではないがほんのり温かい。心配していたパンも、パサついてもいなければベシャってもいない。

ケチャップとマスタードをかけて、いただいてみる。

まず、見た目通り奇抜なことは何もやっていない。普通っちゃ普通のホットドッグだ。

が、パンは全粒粉入りで風味良くしっとり。ソーセージもパキッとしていて、安っぽすぎずワイルドすぎず、実に丁度いい塩梅。

見た目のインパクトや一口目のパンチは強くないが、食べ進めるごとにじんわり美味しくなっていく。

ボリューム的にも、小腹空いたけど揚げ物は重いな、みたいな時にピタッとハマる感じ。食べ飽きることなく、気がついたらサクッと完食してしまった。

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・当たり前を丁寧に



いやあ、イイですよ。イイじゃないですか。

印象に残ったのはやはり風味。全粒粉入りのパンに加え、ソーセージもしっかりとしたスモークの香りがして、地味ながら隙のないホットドッグに仕上がっていた。

総じて、このホットドッグはなんというか、すべてが「丁度いい」。普通のことを、きちんと丁寧にやっている印象。実は一番難しいやつだ。

シンプルイズベストという言葉がよく似合う。これが214円なら全く文句なし。色んな意味で手が出しやすいので、一度試してみては。

参考リンク:ミニストップ ホットドッグ

執筆:砂付近

Photo:Rocketnews24.