「歴史の本文」を解読できる唯一の生存者である「ニコ・ロビン」の周囲には、なぜか「Dの一族」が集まっています。はたして偶然なのか、そうでないのか、ファンの間で囁かれる驚きの仮説とはどんなものでしょうか。



画像は、ロビンとモンキー・D・ルフィが描かれた『ONE PIECE Eternal Log “WATER SEVEN”』(エイベックス・ピクチャーズ) (C)尾田栄一郎/集英社・フジテレビ・東映アニメーション

【画像】わきまで綺麗って何事? こちらはスタイル抜群のロビンです(4枚)

ロビンが「D」に囲まれているのは、偶然か必然か?

※本記事には、『ONE PIECE(ワンピース)』109巻に未収録分の情報が含まれています。ご了承ください。

 マンガ『ONE PIECE』の主要キャラのひとりである、「麦わらの一味」の考古学者「ニコ・ロビン」は、政府に抹殺された「オハラ」の唯一の生き残りであり、解読を禁じられた「古代文字」を読める貴重な人物です。ストーリーが進んでいくうえでますます重要な存在になりそうなロビンの周囲には、偶然か必然か「Dの一族」が多くいます。このことは、今後のロビンにどう関わってくるのでしょうか?

 ロビンの周りにいるDの一族としてまず名前があがるのが、麦わらの一味の船長で主人公の「モンキー・D・ルフィ」です。また、ロビンが2年間行動をともにしていた「革命軍」の「総司令官」でルフィの父でもある「モンキー・D・ドラゴン」もDの一族でした。

 ほかにも、ロビンが幼少期に出会った海兵「ハグワール・D・サウロ」は、政府の攻撃から命がけでロビンを守った人物でした。そして彼女の故郷である「オハラ」で、ロビンに考古学を教えた「クローバー」博士もまた、その本名が「クラウ・D・クローバー」であることが判明しています。

 それだけではなく、一時、麦わらの一味と同盟を組み、行動をともにしていた「トラファルガー・ロー」も、本名を「トラファルガー・D・ワーテル・ロー」といい、「隠し名」の「D」を持っていました。そしてロビンがかつて「ミス・オールサンデー」として元王下七武海の「クロコダイル」とともに国家転覆を狙っていた「アラバスタ王国」を治める「ネフェルタリ家」もまた、Dの一族だったのです。

 ここまでDの一族の面々と深い関わりを持っているロビンについて、ファンの間では「ロビンがDを引き寄せているのか、はたまたDに出会う運命なのか……」など、ロビンの身近にDの一族が多いことが偶然とは思えない、と考える声も多く出ています。

 特に、Dの一族であったクローバー博士から考古学を学んだというロビンの過去そのものが伏線ではないか、と考える意見もありました。クローバー博士は、実の兄がDの一族であることを名乗っただけで殺されてしまった過去を持っているため、一部のファンは「(クローバー博士は)仲間にDの一族がいたら、絶対に隠すようにしていただろうから、ロビンがDの一族である可能性もあるんじゃないか」と考察しています。

 もしもロビンがDの一族の一員であるとするなら、どのようなケースが考えられるのでしょうか?

 ネット上では「ロビンの母、『オルビア』の結婚相手の姓がDだったりして……」「Dの一族の血が、自分たちのルーツを教えてもらおうと、知らず知らずのうちに『歴史の本文』を解読できるロビンのもとに集まっているのでは?」などと議論されています。

 しかし一方では「ここまできたら、ロビンはあえてDじゃないって展開の方がいいかも。あくまで歴史を語り継ぐのが使命ってことなんじゃない」と、ロビンがDの一族ではないという展開を望むファンの声もありました。

 恩人であるサウロの生存が発覚し、次の「エルバフ編」でどんな行動をとるのか注目されているロビンの出生が明らかになることはあるのでしょうか?