「テン・ハーフ体制で最悪のパフォーマンス」「ショックだ」完敗でよもやの12位転落のマンUと指揮官に解説陣から批判相次ぐ!「完全に見失っている」

 不振が止まらない。指揮官への重圧は強まるばかりだ。

 マンチェスター・ユナイテッドは9月29日、プレミアリーグ第6節でトッテナムに0-3で敗れた。立ち上がりに失点すると、前半終了間際にブルーノ・フェルナンデスが退場。後半も開始早々に失点すると、さらに追加点を許して手痛い黒星を喫している。

 前節のクリスタル・パレス戦がスコアレスドローに終わり、ヨーロッパリーグ開幕戦も逃げ切れずに引き分けていたユナイテッドは、これで公式戦3試合白星がない。6試合で3敗したプレミアリーグでは12位に沈んでおり、9月30日の結果次第では13位となる低迷ぶりだ。

 当然、エリク・テン・ハーフ監督とチームに対する風当たりは厳しい。英公共放送『BBC』によると、識者たちからはユナイテッドへの苦言や、指揮官解任を予想する声が上がっている。

「今週、大きな決断を下さなければいけないと思う。彼の時間は終わったかもしれない」と話したOBのロビー・サベージもそのひとりだ。元イングランド代表のジェイミー・レドナップも「どれだけ彼が仕事を続けられるか分からない。完全に見失っているよう。好転させられるか分からない」と述べた。

「すでに十分な時間があった。とにかく、どれだけ彼が進めていくべき人なのか分からない。問題なのは、それが誰か分からないことだ。とても難しい仕事なんだよ」
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 ユナイテッドのレジェンドOBたちも嘆いている。フィル・ジョーンズは「ユナイテッドにとってはタフな敗戦。頑張って良いパフォーマンスをしようと望まない選手はいない。厳しいが、道を見つけなければいけない」と話している。

「自分たちが話し合ってでも、選手たちが解決しなければいけない。だが、厳しい流れで、これからも大変な試合が待つ」

 ガリー・ネビルは「テン・ハーフ体制で最悪のパフォーマンスのひとつだった。それが何かを物語っている。本当に悪かった」と

「今日は、どれだけ落ち込んでしまったのかがショックだった。本当に沈んでしまったのだと感じる」

 テン・ハーフは試合後、進退について「考えていない」と、解任を恐れてはいないと話した。だが、周囲の不満、そしてそのためのプレッシャーは大きくなっていくばかりだ。

 夏に時間をかけた末、テン・ハーフとの契約延長に踏み切ったユナイテッドの今季はどうなるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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