まったく新しい技術を使ったホットプレート、abien MAGIC GRILLをご紹介しよう。モダンなデザイン、ヒーター自体が温度センサーとして機能し、均質な加熱を実現するサーキットヒーター、焦げ付きのない独自のコーティング技術などが魅力。価格は2万7500円。
abien MAGIC GRILL
https://grill.abien-jp.com/
焦げ付かない、均質な熱、新世代のグリルデバイス
以前、abien BREAD GRILLというデバイスをご紹介した。均質な加熱でパンを美味しく焼くトースターだったが、そもそもその技術は、MAGIC GRILLの技術を応用したものだった。
abienから、パンがカリカリ、フワフワに焼けるプレスグリル方式の画期的トースター登場
2024年05月14日
abien BREAD GRILLで焼いた上下ともチーズのチーズトーストが悪魔的に美味い
2024年07月04日
abien BREAD GRILLでもっといろいろ焼いてみたら、朝食が幸せになった
2024年07月09日
噂には聞いていたが、リビングにこのMAGIC GRILLがあると、生活がグッと楽しくなる。単なるホットプレートとは違う。
まず、温度制御が自在だから食材を美味しく料理できる。そして、特殊加工で焦げ付かないから、あまり油を使わなくていい。リビングで使った時に油跳ねが少ないし、そもそもヘルシー。そして洗いモノが簡単。
(広告の後にも続きます)
アルミダイキャストの板を、サーキットヒーターで加熱する独自技術
順番にその技術をご紹介していこう。
BREAD GRILLでもご紹介したが、abienのコアテクノロジーは、全体が熱を持つサーキットヒーターにある。
従来のシーズヒーターは、ダイヤルで流す電力を調整するが、一般的には鉄板の温度を計っているわけではないので、時間が経てば温度は上がり過ぎるし、食材を載せれば温度は下がる。つまり温度制御が(実は)安定しなかった。また、ご覧のように、熱を持つ部分が限られているので、鉄板の上に温度むらが発生していた。
abien MAGIC GRILLのサーキットヒーターは、それ自体が温度センサーとなっており、温度をフィードバックして調節する。つまり、従来のホットプレートとはここが大きく違うところ。しかも、全体が熱を持つので、均質に加熱することができる(これは良し悪しな部分もあって、加熱しすぎの肉を角に避けておく……というようなことはできないが)。
ちなみに、天面はアルミダイキャスト。アルミは鉄板と違って比熱が小さいので、いわゆる『熱の持ち』は悪いはずなのだが、サーキットヒーターがパワフルなので、例えば食材を載せて温度が下がったとしても、すぐに持ち直すことができる。
逆に温度を下げた時に、素直にすぐ下がってくれるというメリットもある。
温度調整ダイヤルによって、温度は4段階に調整できる。一番スタンダードなのがMID(190℃)で、これはどんな料理でも使いやすい。焦げやすい食材に適しているのはLOW(150℃)。HI(250℃)は最後のひと加熱、高温で焦げ目をつけたい時に使う。WARM(100℃)は出来上がった料理の温度維持に使える。
ちょっとだけ不満なのが、このダイヤル、上からHI、MID、LOW、WARMと、感覚と並びが逆なのだ。普通、ボリュームは右に回せばパワーが上がるものだと思うのだが、なぜだろう……。これは唯一改善いただきたいポイントだ。
天面のアルミダイキャスト板の部分と、脚の部分は分割可能。天面だけ、取り外して洗えるからとても便利だ。また、鉄板ほど重くないのも助かる。
裏側はこうなっており、机の方にあまり熱がいかないように反射する構造なのだと思う(とはいえ、熱に弱いプラスチックのテーブルなどは避けたいが)。