ギャルマインドの効果は絶大!?
──学校代わりの青春ですね……(泣)。当時、ギャルをやっていて一番良かったと思うことは?
私、意外にもマジでネガティブ思考だったんですよ。
学校で話しかけたとき、相手が聞こえなかっただけなのに「あれは無視されてる。私なんかしたっけ……?」みたいな、もともと病み日記とかも書いちゃっってたネガティブな人間だったんですけど。
アンジェに入ってそれを変えてもらいました。メンタルが強くなれたし、自分に自信が持てるようになりました。
日記の中身は……。恥ずかしくて言いたくもないくらい(笑)。もうとにかく落ち込んだらそれをつらつらとずーって長文で書いちゃうみたいな。やばいっすよね(笑)
──まぁ、言語化や出力は大事って言いますから……(笑)。なにかポジティブになれたと実感した経験はありますか?
めちゃめちゃ、もうすべてにおいてあります! 心の中で思ってもそれを行動に移せないことが多かったんですが、困ってる人がいたらすぐ手を差し伸べたりとか。
例えば最近だと、信号が赤になっても渡り切れないおじいさんがいて、車にプープー鳴らされてたんですけど、もう瞬間的にサッと走って助けて、車に「すいません」って言って。
困ってる人がいたらすぐ動けるようになったのは、ギャルマインドのおかげだと思います。
日本人って席を譲れないとか、心で思ってても行動に移せない人が多いと思うんですけど、意外とギャルの子はできてるんじゃないですかね。
──ギャルマインドの効果すごいですね。それだけ効果があるなら、現在中学生の娘さんが「ギャルをやりたい」って言ったら歓迎ですか?
娘は「ギャルにはなりたくない」「絶対やだ!」って言ってます(笑)
──それは残念ですね(笑)。現在はお子さんたちとどのような暮らしを?
今は娘と息子と3人暮らしで、TikTokのライブ配信や業務委託の仕事をもらって生活してます。
配信は夜にやってて、リスナーはギャル好きに限らずいろんな人がいますね。内容はすごくふざけてて、変顔とか白目とかずっとして……(笑)。
でも、それはどういう思いかっていうと、しんどいことがあったり仕事で失敗しちゃったりとか、みんなそれぞれの環境でいろんな1日を過ごしてるわけじゃないですか。
でも、1日の最後、寝る前に私のくだらない変顔とかくだらないトークで、最後は笑顔になって休んでくれればなって。
──ちなみに「もう1度ギャルをやりたい」と思ったことはありますか?
ないですないです(笑)。当時からBガールとか他のジャンルが流行っても、そっちに行こうとは思いませんでした。
「ギャルしか勝たん!」みたいな感じです(笑)。ただ、そのマインドはありますけど、もう卒業しているので、あの恰好は渋谷時代で卒業です。
取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班