どの家庭にも必ずあるタオル。洗面所やキッチンなど、用途ごとに分けて使用している家庭も多いだろう。そんなタオルだが、替えどきが分からないという人も多いよう。ネット上ではタオルの交換時期について話題になっており、交換時期を決めている人、何年も使い続けている人などさまざまな声が上がっていた。
●入れ替えどきが難しい家のタオル事情
タオルを使い続けていると、洗濯した後なのにゴワゴワしてきたり、色合いも黒ずんできてしまう。しかし意外と多いのが「どのくらいとか考えたことない」「ボロボロになるまで使っちゃう」「ボロボロになるまで使わないと捨てると決意がわかない」といった意見。使えるものを捨てるのに抵抗を感じる人が多いようだ。
逆に1年程度で替えるという人も多く、「1年経ったら総入れ替えするようにしてる」「毎年頭にセールで買って、年末まで使ってる」など、期間を決めて家中のタオルを交換するという声も寄せられている。
他にも「単純に捨てどきが分からない」「1年とか2年で捨てるのはもったいないでしょ」という声もあった。
使用後のタオルを雑巾にする人も多いが、確かに1年や2年で雑巾にするほどボロボロになることは少ない。そのため、どうせ雑巾にするならもう少し使おう、と使い続けてしまうのだろう。中には「お気に入りのタオルは5年くらい使ってる」「10年以上使ってるかも」との声もあった。
一般的な目安として、タオルは30~40回を超えたぐらいの洗濯で風合いが変わり、素材や洗濯の頻度などによって異なるが、約1年ほどで寿命がくると言われている。
そんなタオルの寿命は「匂い」「肌触り」「吸水力」「変色」の四つを意識しておくと分かりやすい。特に「匂い」と「変色」は、菌が繁殖していることが考えられる。その場合、ひどくなるとアレルギーや肌荒れを引き起こす可能性があるので、早急に新しいタオルへ交換しよう。
タオルに明確な寿命はないが、バスタオルなど肌への影響が大きいものだけでも1年に一度は交換する方がいいのかもしれない。(フリーライター・井原亘)
■Profile
井原亘
元PR会社社員の30代男性。現在は流行のモノや現象を追いかけるフリーライターとして活動中。ネットサーフィンとSNS巡回が大好きで、暇さえあればスマホをチェックしている