日本酒といえば、達筆な文字で銘柄が書かれており、あまり可愛いというイメージはないでしょう。

しかし、女性や若い世代にも飲んでほしいという酒蔵の思いからか、最近は見た目が映える日本酒が出てきています。

その中でも、今回ご紹介する月桂冠「ほろどけ」シリーズは、カクテルかと思うほど可愛い見た目なのです!

それでは、早速みていきましょう。

■月桂冠「ほろどけ」3種飲み比べてみる

「ほろどけ」は、もも・りんご・いちごの3種類が販売されています。

どれもアルコール度数は3%と低く、味もジュースのような甘さで、日本酒というよりはカクテルに近いです。

また、今回はアレンジとして豆乳割も試してみました。

では、一つずつご紹介します。

桃味は山梨県産の桃果汁を5%使用しています。

蓋を開けると、桃の香りがふんだんに広がります。

口に含むと、まったりとした、ふくよかな日本酒ならではの旨味を感じます。

豆乳で割ったところ、もものふくよかな香りは消えてしまい、味も言われなければわからないほど。

ほのかにフルーツを感じる豆乳飲料になりました。

りんご味は、青森県産のりんご果汁を5%使用しています。

蓋を開けると、香りも味もまさにリンゴジュース。

日本酒を飲んでいる感覚は全くありませんが、常温に近づくと日本酒ならではの喉にくる苦味を醸し出します。

それでも、少し苦めのリンゴジュースといったところでしょう。

豆乳で割ると、口の中をまったりと包み、ヨーグルトのような酸味を感じさせます。

いちご味は、栃木県産のいちご果汁を2%使用しています。

蓋を開けると、シロップのような甘い香りを漂わせます。

まるで、屋台で売っているかき氷のイチゴ味のシロップを感じさせます。

口に含むと、酸味や苦みもなく、3種類の中で一番お酒を感じません。

舌触りはまったりとしており、喉にもスッと入ってきますが、どこまでも甘さが尾を引いていきます。

豆乳で割ると、いちごの香りは消え、味はほとんど表現されません。

薄めのいちごオレ、といったところでしょうか。

「ほろどけ」は見た目もかわいらしく、また200mlと少量のため、さらっと飲めてしまう商品でしょう。

また、今回は豆乳で割りましたが、ほかにも炭酸で割ってみたり、アイスにかけてみるのも楽しいかもしれません。

デメリットとしては、日本酒独特の旨味を感じることがないので、日本酒が飲みたいという方には肩透かしになってしまうでしょう。

それでも、新しい日本酒の一面をみれたようで、日本酒の可能性を拡げる商品となることは間違いありません。

※商品情報は掲載時点のものです。レビューの内容は個人の感想です。

<取材・文・編集:GourmetBiz編集部>