AVでの私は本当の自分
――ちゃんよたさんは警察官の時も、その後の理系の仕事も自分の仕事ではないと感じたということですが、AVに関しては自分の仕事だと感じましたか?
デビュー当時はそこまで考えられる余裕はなかったけど、でも、今は本当にこれは自分のための仕事だって思います。
他の仕事をやってる時は、どこか他人事でした。自分自身がやっているという感覚じゃなくて、 私じゃない誰かが私の皮をかぶって働いてるっていう感覚。
まわりの人にいい顔をして、まわりに評価される自分を作り上げて仕事をしていた。本当の自分の姿じゃないイメージがあったんです。でもAVでの私は本当の自分。わかりますか?
――わかります。ちゃんよたさんはこれまでずっと世間体を気にして生きてきたけど、AV女優になったことで世間体をやっと気にせずに生きられるようになったんですね。
そうです。ずっと中学、高校とお母さんに褒められたくて、めっちゃ勉強を頑張ってました。お母さんがいいという学校に入って、いいと思う会社に入る。「それが幸せだから」と言われて、じゃあ、お母さんが幸せだと思う生き方を頑張って生きていこう。まわりの人にもこの子はいい子と思われるように頑張ろうって。そこに自分の意思はなかったんです。
――警察官の時も、まわりからよい警察官として見てもらおう、上司から評価されたい思ったけれど、それがうまくできないことで追い詰められた。
そこに応えられない自分は警察にいる意味はないなって思ったんです。でもAVでは本当の自分が評価されている感じがします。
――ちゃんよたさんのAVでの売りの一つは「筋肉女子」であることですが、評価はどうですか?
意外とそういう女の子を好きな人が多いんだって感じていますし、応援してもらっています。ファンの方にイベントに来ていただいて「この作品よかったよ」と言ってもらえると、本当に私自身を見てくれてるんだなって嬉しくなります。
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AV女優になって、まわりの反応は…
――AV転身について警察官時代の知り合いの反応はどうでしたか。
AV女優になった当初はSNSに「昔◯◯署で一緒だった△△です、覚えてますか?」という内容のDMがきました。あと、同期の中のLINEで私がAVに出てるらしいよと噂になったみたいです。
――以前、別媒体のインタビューでお母さんにAV女優になったことを伝えておらず、そしてしばらく会ってないと話していましたが、そこから会いましたか?
会いました。お兄ちゃんは私の今の仕事について全部知っているんです。そのお兄ちゃんがお母さんと一緒にご飯へ行こうと誘ってくれたので、久々にお母さんにも会いました。最初はドギマギしてたんですけど、徐々に打ち解けて、年末年始にもお母さんと一緒に旅行に行きました。
――AV女優になったことについては伝えたんですか?
伝えてないです。言う必要はないって思ってます、今も。
お母さんは私がプロレスをしていることは知ってますが、どこでやってるか知らないし、試合を見に来たこともないんです。
AVについても、もしかしたら知っているかもしれないけど、あえて言ってこないです。「元気に生きてたら、もうそれでいい」みたいな感じで。なので私からAVについてあえて言いません。今後も言う必要はないかなと思ってます。