【実体験】小学生の頃に茨城の海で体験した不思議な話 / 結局あれは何だったのだろう?

・砂浜で遊ぶ

海で遊ぶことをやめた私は、砂浜で山を作って遊ぶことにした。子供の頃、誰もが山を作って遊んだだろう。砂山を作ってトンネルを掘って、開通したらトンネルの真ん中で手をつないで……みたいな遊び。砂浜は水もあるからけっこう作りやすい。

山作りに飽きたら、最後は自分で山を壊すのがお決まりの流れ。子供とは残酷である。さっきまで一生懸命作った山を信じられないパワーで破壊してしまうのだから。むしろ山を壊すまでがセットなのかもしれない。

私はトンネルに手を突っ込んで内側から山を破壊することに。手を持ち上げると山が真っ二つに割れて崩壊した。

そして持ち上げた手を見ると……

手の甲に「小さな正方形の形をした砂」が数えきれないほど乗っていた。もとから正方形だったというよりは、手の甲に乗った砂をレーザーか何かでメチャメチャ正確に切ったような形。ビクッとして、すぐに手の甲に乗った砂を払ったのだった。

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・あれは何だったのか

溺れかけたことより、手の甲に乗った砂の方が怖かったのを覚えている。もっと言うと、冒頭でお伝えした兄弟2人で寝たままベッドから起き上がったのもそのくらいの時期。

考えすぎかもしれないが、奇跡的な浮き輪のロングスローも含めて全て不思議な体験だった。何か意味があったのだろうか。同じような体験をした方がいたら教えてください。

執筆:砂子間正貫

Photo:RocketNews24.