帰宅途中にドラマか映画の撮影に遭遇、スタッフに足止めされる → 今年最大のピンチを迎えた話

・まさかの足止め

な、なん……だと……? ハッキリは見えなかったが、どうやらテレビのロケとかではなさそうだ。ドラマか? それとも映画か? いずれにせよ大規模で物々しい雰囲気である。

このあたりで撮影しているらしく、向かいの通りでは10名ほどが道路脇で待たされていた。

なるほど、こっち側からカメラを向けているから、通行人が映り込まないように止めているのか。たしかに今出て行ったら邪魔になってしまうな……

いや知らんがな!

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・最悪なタイミング

もちろん普段なら何とも思わない。いつか自分も作品を見るかもしれないし、むしろでき得る限りの協力を惜しまないだろう。が、今はド級の緊急事態だ。

急がなければ中央特快に間に合わない上に、私の膀胱はもう上映寸前である。すでに東映オープニングの波がザッパーンしている。このままだといろんな意味で、全米が泣く。

念のため言っておくと、スタッフの女性は決して横柄な態度ではなかった。「ご迷惑をおかけします。1分だけお待ちください」と通行人に丁寧に説明していた。

ネットだとこういった撮影現場のスタッフは何かと叩かれがちだが、そんなことはなかったと断言しよう。

しかし、私は同時にこうも思った。本当に1分で済むのかと──。

よく分からんが、こういうのって1分と言いつつ、5分くらい掛かりそうな気がしないか。もしそんな時間待たされようものなら、私の股間は大ヒット満員御礼。それでいて中央特快は無事逃すという地獄が待っているに違いない。