5年ぶりの復活「どんつく祭」で、夜中に美女が絶叫していた件【会社で見ちゃダメ!】

最近、みなさん「どんつく」してますか?

どうも。奇祭ハンターのまっくです。今回は「会社で見ちゃダメ!」シリーズ第4弾として、5年ぶりに復活した静岡のどんつく祭をハードボイルドに紹介するぜ!会社で見ている紳士淑女諸君は大人の事情で、ここでブラウザバックだ。それでは早速、行ってみよう。ヒーハー!

直球過ぎるどんつく祭の由来とは?

新宿から電車に乗って熱海を通り過ぎて無事、伊豆稲取の地(稲取温泉)に到着。ふっ、伊豆稲取は江戸時代より雛のつるし飾りでも知られる土地柄。毎年ひなまつりの時期には素盞鳴(すさのお)神社の石段には、屋外では日本一の118段にもわたって雛人形が飾られるのだ。

また「稲取キンメ」とブランド化されている金目鯛でも有名だ。ふっ、よもやこの地にあんなにもド直球なご神体が祀られているとはな。

稲取の湾岸を見降ろせる丘の上にあるどんつく神社に到着。16時からの出店開始前に、氏子ら関係者による神事が行われていた。

神社の中をのぞくといきなりドーン。夫婦和合、子孫繁栄、無病息災を祈願するための男根神輿がしっかりと納められていた。長さは約2メートル。

ちなみにどんつく祭の名前の由来は、男性のシンボルである御神体を「ドン! と突く」ことからだそうだ(そのまんまやないかっ!)。水割りなしのどストレート、小細工はいらねぇ。つまりはそういうことだ。

トラックの荷台に乗せられ、男根神輿が運ばれていく。奇祭ならではのシュールな光景だ。

ヒャッハー!と盛り上げる赤面・青面ニキ

19時からいよいよ待望のイベントが開始。会場は温泉街の一角にあり、約150メートル区間が歩行者天国となっていた。入口には天狗と烏天狗の巨大なモニュメントが設置。どうやら彼らが「お面さん」と呼ばれ、祭りを盛り上げる赤面、青面らしい。

早速、奇声をあげながらヒャッハー!と観光客に迫る「お面さん」(赤面ニキの方)を発見。お面ニキにはその年に成人する男性が扮し、男性器を模した棒で住民を突きながら進む儀礼であり、突かれた人は夫婦和合や子孫繁栄、無病息災にご利益があるという。

こちらが青面ニキ。見物客と奇声を上げ合い、ヒリヒリと空気が張り詰める一触即発の雰囲気。こ、これもどんつく!

一転してこちらは何とも和やかでおおらかなムードに。キャッキャとネキたちの黄色い声が絶えない。

巨大なシンご神体にも注目!

イベント会場に設置されたステージ上では、招福面踊り、馬鹿囃子、芸妓踊りなどの数々の演目も披露されたゾ。

ふっ。こうした奇祭ではもはや定番の「ご神体」をかたどったチョコバナナももちろん売られていた。造形も角度の感じもなかなかにリアルだ。

こちらは50周年を記念した際に新たに制作されたシン御神体。天城山から切り出したケヤキで製作され、長さ4.2m、直径80cm重さ2.2tというスペック。

重過ぎて古い御神体のように担がれることはなく展示用。見られるのは祭り開催時のみというから、祭りの隠し玉だ。必ず写真に撮っておこう。

アツい夜に海外美女も絶叫!?

そしていよいよオマツリ美女ネキたちに先導されてやって会場に入場して来たのは……

待ってました、ご神体。元祖、男根神輿。

ご神体は担いで良し、乗って良し。担ぎ手の休憩時間には見物客がご神体にまたがる一幕も。会場の熱気に乗せられ、海外観光客も大コーフン。こうした男根系の奇祭は「ペニスフェスティバル」と、ど直球に英訳されることもあってか海外勢に大人気だ。

実際、年末に稲取温泉に泊まった際に祭りの噂を聞きつけ「絶対来たいと思っていました!」と、満面の笑みで語ってくれた金髪の美女ネキも。

こちらは江南(カンナム)スタイルで美女ネキが絶叫!どんつくは性別も国籍も超える!ヒーハー!

いったん会場を出て、ご神体が大通りを練り歩きました。

榊(さかき)を持って絶叫する先導役の一人が持つ手桶の中身は……

中身は水ではなくローションでした。……っておいおい。

一時は雨が降ってきてヒヤッとする場面もあったが、逆に祭りのボルテージは限界突破。ヒーハー!

無事に雨もあがり、最後は予定通り花火でフィナーレとなった(翌日には同会場で朝11時~どんつくフードフェスも開かれた)。

ふっ、くどくど述べてきたが百聞は一見に如かず。巨大なご神体が縦に横にと躍動する様子を、ぜひ動画で確認されたし。

いかがだったろう、今回のどんつく祭レポートは?実際に写真や動画で見てみると想像の斜め上をいくクレイジーっぷりだったのではないだろうか(いい意味で)。きっとこれからますます海外からの注目度を増していくことだろう。

それでは次の奇祭でお会いしましょう!