【WWE】モンスター対決でリング崩壊 ストローマンがリードをKO、復帰ロリンズはリードに報復のカーブストンプ

 ロウが現地時間9月30日、インディアナ州エバンスビルで行われ、ブラウン・ストローマンとブロンソン・リードがラスト・モンスター・スタンディング戦で対決。リングを破壊する激闘の末、ストローマンがKO勝利。約2ヵ月ぶりに復帰したセス“フリーキン”ロリンズはカーブストンプでリードに報復を遂げた。

 巨獣・ストローマンと怪獣・リードは8・26ロウで対決。駐車場の車にストローマンを乗せたリードがツナミを投下する大暴れを見せたものの決着つかず。その後も二人は何度もリング外での大乱闘を展開。2週間前の再戦もノーコンテストに終わったものの、この日、決着戦が反則裁定なしのKO決着のみとなるラストマン・スタンディング戦ならぬラスト・モンスター・スタンディング戦で実現した。

 リードがフライングボディアタックで先制すれば、ストローマンは実況席へのチョークスラムを敢行。リードがバックフリップで反撃しても、ランニングエルボーでリング下のイスに落下させた。すかさずストローマンはイスでめった打ちにしたが、リードも機材の上からのデスバレーボムでテーブル葬にした。

 その後もリードがショルダータックルでストローマンを吹き飛ばしてバリケードを破壊。リングに戻すとツナミを連発した。止まらないリードはセキュリティを次々に投げ飛ばし、止めるアダム・ピアースGMに詰め寄ったが、そこへ息を吹き返したストローマンがコーナー最上段からのプランチャを発射した。

 すかさずストローマンがコーナーダイブを狙ったが、リードはイスを投げつけて阻止。雪崩式ブレーンバスターで叩き落とした。すると、その衝撃でリングが崩壊。ロープが外れ、2本のコーナーポストが倒れた。

 両者ダウンカウントが数えられる中、現れたのがロリンズだ。8・5ロウでリードの襲撃を受けたロリンズは6発のツナミによって吐血し、病院送りにされた。以降、戦列を離れていたものの電撃復帰。リードに鉄階段へのカーブストンプを決めて報復を遂げた。その間、ストローマンが何とか立ち上がってKO勝利。壮絶な肉弾戦となったモンスター対決を制した。

 WWE初のリング破壊は2003年6月の「ブロック・レスナーvsビッグ・ショー」戦でのこと。レスナーが雪崩式ブレーンバスターでビッグ・ショーを投げるとリングが崩壊した。ストローマンは2017年4月のビッグ・ショー戦以来、7年ぶり2度目のリング破壊でリードとの抗争に決着をつけた。

 今回のロウの模様は日本国内ではABEMAにて放映された。