ブリヂストンは10月1日、オリンピック・パラリンピックのワールドワイドパートナー契約を2024年12月末の契約満了をもって継続しない方針を決定したと発表した。
世界を代表するタイヤメーカーのひとつであるブリヂストンは、「最高の品質で社会に貢献」するという使命のもと、IOC（国際オリンピック委員会）のビジョン「スポーツを通じてより良い世界を実現する」、IPC（国際パラリンピック委員会）のビジョン「パラスポーツを通じ、インクルーシブな社会を創造する」に共感し、2014年からオリンピックの、2018年からパラリンピックのワールドワイドパートナーを務めてきた。
スポーツの力を信じるブリヂストンは、世界規模でのアスリート支援を通して、「世界中のお客様、パートナーとの絆を深めることにつながりました」として、IOCおよびIPCに感謝を述べた。そして今後もスポーツの力を信じる姿勢には変わりないとしつつ、「ブリヂストンの原点であり、『タイヤ』という商品を通じてブリヂストンが自ら挑戦するスポーツであるサステナブルなグローバルモータースポーツ活動に注力していきます」としている。
ブリヂストンは、スーパーGTや全日本ロードレース選手権といった4輪、2輪の国内最高峰レースにタイヤを供給し、タイヤコンペティションにおいても強さを発揮している一方、ファイアストンブランドでアメリカのインディカーシリーズにもタイヤを供給しているほか、2026-2027年からはフォーミュラEにも供給することが決まっている。さらに昨年は、F1の次期タイヤサプライヤー候補に名乗りをあげて入札を行なったことでも話題となった。
