「前田は一人で戦っていた」CL惨敗のセルティック、地元メディアは日本トリオをどう評価した?「古橋がボールに触れたのを思い出せない」「なぜ旗手を先発させなかったのか?」

 屈辱的な大量失点での惨敗は、セルティック陣営を落胆させた。メディアからの評価が厳しくなるのも避けられない。

 10月1日のチャンピオンズリーグで、セルティックは昨シーズン準優勝のドルトムントに敵地で1-7と大敗した。

 先制直後に前田大然が同点弾をあげ、一度は追いついたセルティックだが、その後ハーフタイムまでに4失点。前半だけで5点を失う厳しい展開で、旗手怜央を投入した後半も2点を献上して敗れた。先発出場した古橋亨梧は、ゴールを奪えないまま後半途中にベンチへ下がっている。

 地元紙『Daily Record』は、採点記事で前田に5点をつけ、同点弾をあげて好調を維持したことを評価。そのうえで、「その後は落ちていき、ドルトムントの5点目では彼がロストした」ともつけ加えた。

 古橋は「チャンスの匂いをかぐことがほとんどなく、前線でフラストレーションのたまる夜を過ごした」と、4点をつけられている。旗手は5点で「ニコラス・キューンへの素晴らしいパスで良いチャンスとし、枠外だったが何度か狙った。前向きであろうとした」と、一定の賛辞を寄せられている。
【動画】前田大然が昨季準優勝のドルトムントから決めたCL2戦連発弾
『GiveMeSport』も前田には5点をつけ、「序盤はセルティックにとって本当に明るい活気となり、ゴールで明白なように、絶えることのない仕事ぶりが報われた」と評価。ただ、やはりドルトムントの5点目の場面への言及もあった。

 古橋は3点で「前半はわずか5タッチと存在感がなく、チャンピオンズリーグのリズムに乗るのに苦労した」と酷評。旗手には5点がつけられ、「どうして彼を先発させなかったのか?」と、スタメン入りさせるべきだったと評価されている。

『Daily Mail』紙も、前田はやはり5点評価。「素晴らしいスタートで前に出ようとしたが、一人で戦っていた」と、孤軍奮闘だったと伝えた。古橋は4点で「前線で完全に孤立。彼がボールに触れたのはほとんど思い出せない」と、苦しい試合だったと評している。旗手は採点なしだった。

 国内では絶好調、欧州の舞台でも開幕戦で快勝したものの、この日の大敗で意気消沈することになったセルティック。次戦、昨季のヨーロッパリーグ王者アタランタとのアウェーゲームで挽回なるか、注目だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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