【乗り物酔い防止】iOS18で話題の「車両モーションキュー」は本当に効果があるのか7時間の移動中に試してみた結果…

ある日、いつものようにiPhoneを起動した筆者は驚愕した。なんか……いろいろ変わってる……!!

前日まで見ていたボタンの配置やアルバムの並び方がガラッと変更されていて、慣れない操作に戸惑ってしまった。どうやら先日リリースされた「iOS18」の影響らしい。

当サイトでもパワーアップした計算機アプリが紹介されていたが、iOS18では他にも様々な機能が追加されたようだ。

その中の1つがXで話題になっていたので、実際に使ってみることにした。

・乗り物酔い軽減

その機能の名前は「車両モーションキュー」。名前だけではどんな機能なのかまったく想像がつかなかったのだが……

なんとこの機能をオンにしておくだけで、スマホを見ていると起こる乗り物酔いを軽減してくれるそうだ。

使い方は簡単。iOS18にアップデートしたiPhoneの画面をスワイプして「コントロールセンター」を表示して……

このアイコンをタップ。

「車両で自動的に表示」または「オン」をタップすればOKだ。

この他にも、「設定」を開いて「アクセシビリティ」をタップし……

その中にある「動作」をタップして、

「車両モーションキューを表示」をタップすることでも使うことができる。

この機能をオンにすると、画面の両端に複数個の点が表示される。最初はただ点が表示されるだけなのかと思ったけれど、乗っている車両が動き出すと……

車両の動きに合わせて動き出した! 面白いけれど、本当にこれで乗り物酔いが軽減されるんだろうか。

(広告の後にも続きます)

・試してみた

ちょうど7時間ほど電車で移動する予定があったので、その間に画面をガッツリ見ながら本当に酔わないのか検証してみることにした。

ちなみに筆者は超がつくほど三半規管が弱く、最近の遊園地によくあるVRのアトラクションに乗ると開始10秒で気分が悪くなってくる。

もちろん乗り物酔いもしやすく、これまでは乗り物が動いている時にスマホを見るとほぼ100%の確率で酔ってきたのだが……

車両モーションキューをつけておいたところ、7時間の移動中に1度も酔うことはなかった。

か、革命!! 写真はもちろん、文字がたくさん書かれている画面もじっくり見ていたのに。動いている車内でこんなに快適にスマホを見ることができるなんて……!!

いや、でもまだ分からないぞ。今回はたまたま酔わなかっただけかもしれないし。

ということで、自宅に帰ってから車両モーションキューをオンにした状態で文字がたっぷり書いてある記事を読みつつ、その場で10回回ってみたところ……

酔わなかった。

え、ここまでして酔わないことある? もしかして、単純に私の三半規管が強くなった可能性もあるか……? 

比較のために、今度は車両モーションキューをオフにして同じように記事を読みつつ10回転したところ……

しっかり気分が悪くなった。

念のため2回検証してみたのだが2回とも同じ結果だったので、これは車両モーションキューに確かに乗り物酔い軽減の効果があると言ってもいいのではないだろうか。