10月2日(水)、東京・港区にある駐日イタリア大使館で『イタリアンスポーツデイ』が開催され、MotoGP最高峰クラスを戦うドゥカティライダーたちが登場した。
このイタリアンスポーツデイは、スポーツ外交を通じてイタリアの文化遺産を世界に広めるイベント。9月にアメリカ・ロサンゼルスで初開催を迎えたばかりだ。
今回は“メイド・イン・イタリア”を象徴すべく、ボローニャ生まれのドゥカティと駐日イタリア大使館がタッグを組み、今週末にモビリティリゾートもてぎで開催されるMotoGP日本GPを控えるドゥカティ・コルセのエネア・バスティアニーニ、そのサテライトチームであるプラマックのフランコ・モルビデリが来賓として招かれた。
イタリア出身のバスティアニーニとモルビデリに加え、ドゥカティからはスポーティング・ディレクターのマウロ・グラッシーニとチームマネージャーのダビデ・タルドッツィも参加。その他にも日本オリンピック委員会(JOC)の常務理事を務める星香里や、2010年から2014年にかけてサッカー日本代表の監督を務めたアルベルト・ザッケローニをはじめ、200名を超えるゲストがイタリア大使館を訪れた。
イベントで登壇したバスティアニーニは「大好きな東京という街に来ることができて嬉しい」と語り、前戦インドネシアGPで最終的に転倒に終わったことから日本GPに向けて「良い結果を手にしたい」と意気込んだ。
「もてぎのコースも素晴らしく、ハードブレーキングゾーンがたくさんあって、他のライダーとすごいバトルになるから非常に難しい」とバスティアニーニは言う。
「クラッシュしてしまったインドネシアから、良い結果を手にしたいと思う」
そしてモルビデリも日本GPに向けて次のように語った。
「僕はまだドゥカティでのメインレースの初表彰台を追いかけている。ここ数戦は表彰台に近かったから、今回のGPを楽しみにしている」
「それを実現するのに、今週末はうってつけの舞台だと思う」
なお、同日には東京・浅草寺で『MotoGP in Tokyo』が開催された。ドゥカティのフランチェスコ・バニャイヤは、こちらのイベントに参加。中上貴晶らMotoGPライダーとともに日本GPの安全祈願と心願成就を行なった。