あともう少しだった。スタートは今ひとつも先団を見るように中団前目の位置をキープ。終始手応えはよく絶好の位置かと思われた。直線でも外から勢いよく並びかけるか…というところまで行ったが、最後は勝ち馬がもうひと伸びして相手の地力が勝った。それでも鞍上はさっぱりとして表情で「今後がより楽しみになりました」と前を向いた。
2着 ミッキーファイト
戸崎圭太騎手
「前走よりも状態は良かったです。少し緩さがある馬ですがその辺も良くなっていました。スタートがあまり良くなかったのですが、展開的にもいいところに収まっていい流れかなと思っていました。最後もずっと手応えがあったので、直線一瞬並びかけてもしかしたらと思ったのですが…相手はそこからひと伸びしていたので強かったです。今後がより楽しみになりました」
レース結果、詳細は下記のとおり。
10月2日、大井競馬場で行われた11R・ジャパンダートクラシック(Jpn1・3歳・ダ2000m)は、坂井瑠星騎乗の1番人気、フォーエバーヤング(牡3・栗東・矢作芳人)が快勝した。1.1/4馬身差の2着に3番人気のミッキーファイト(牡3・美浦・田中博康)、3着に4番人気のサンライズジパング(牡3・栗東・音無秀孝)が入った。勝ちタイムは2:04.1(良)。
2番人気で三浦皇成騎乗、ラムジェット(牡3・栗東・佐々木晶三)は、4着敗退。
直線で突き放す
坂井瑠星騎乗の1番人気、フォーエバーヤングが鮮やかに抜け出して快勝。ライバルを寄せつけなかった。直線では早め先頭からの独走態勢に。外からミッキーファイトが勢いよく迫ったが、再びもうひと伸びして1馬身1/4差でゴール。着差以上に強い内容で国内無敗を継続した。この勝利で7戦6勝と唯一負けたのはケンタッキーダービーの3着。順調ならこのまま再び渡米し、ブリーダーズカップクラシックへ向かう見込みだ。
フォーエバーヤング 7戦6勝
(牡3・栗東・矢作芳人)
父:リアルスティール
母:フォエヴァーダーリング
母父:Congrats
馬主:藤田晋
生産者:ノーザンファーム
【全着順】
1着 フォーエバーヤング 坂井瑠星
2着 ミッキーファイト 戸崎圭太
3着 サンライズジパング 武豊
4着 ラムジェット 三浦皇成
5着 シンメデージー 吉原寛人
6着 カシマエスパーダ 田辺裕信
7着 サントノーレ 笹川翼
8着 ポンドボーイ 本田正重
9着 ポッドロゴ 松山弘平
10着 フジユージーン 森泰斗
11着 ブラックバトラー 矢野貴之
12着 ケンタッキースカイ 菅原涼太
13着 サトノエピック 横山和生
14着 クルーミーズクライ 安藤洋一
15着 クニノトキメキ 今野忠成