中年の結婚にお金はかからない「経済的にメリットだらけ」といえる3つの理由

アラフィフの中年男性にもかかわらず、婚活を短期で成功したノンフョクションライターの中村淳彦氏による婚活指南本『中年婚活 50歳、年収450万円からの結婚に必要な30の法則』(大洋図書)より一部抜粋・再構成して「中年の結婚と年齢」についてお届けする。

重視されるのは年齢、次に年収 

日本人は歴史的にロリコン男性がたくさんいます。女性は若ければ、若いほど価値があるという考え方が蔓延しています。 

たとえば、日本人男性たちは1990年代のブルセラ流行では女子高生たちのパンツを買いあさり、社会問題となった「関西援交」など、未成年が出演する裏ビデオは飛ぶように売れました。

いまもオタクコンテンツでは、処女性のある初々しい少女のキャラクターが鉄板です。 

そんな国民性なので、結婚や恋愛をする女性は、若いほどいいとなりがちです。しかし、自分の欲望を全開にして、こぞって若い女性を求めても、恋愛や結婚は相手があってのことです。

若い女性にとってなんのメリットもないおじさんは、結婚や恋愛の対象にならないのは当然、時間の無駄なのでお見合いすらできないのが普通です。 

婚活で重要視されるのは、男性も女性も年齢です。男性は年齢の次に年収、女性は年齢の次に外見が評価対象となるのが一般的です。 

では、婚活にあたって、いったい年齢差はどこまで許されるのでしょうか。 

若い女性に走りがちな中年男性が、婚活で目指すことができる女性の年齢を測る目安としてよく使われるのは、「年齢差=年収×100万分の1の法則」です。

婚活市場で男性は28歳~30歳をピークにして、年収は高ければ高いほど価値があると判断されます。ピークアウトした31歳以降からだんだんと価値は低下して、アラフィフは婚活市場で最低スペックという評価となっています。 

アナタが48歳年収500万円だとしましょう。その条件で狙える女性は、43歳が限界ということになります。

じゃあ、年収2000万円だったら28歳を狙えるのかというと、そこは微妙です。現実は年収=年収×100万分の1よりも厳しいといえるでしょう。 

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男性も女性も「外見×年齢×年収」で測られる

婚活市場での価値は性別で優先順位は変わってきますが、男性も女性も、おおよそ外見×年齢×年収の表面的なスペックで測られます。

年収は高いほどいいのは当然として、最も重要視される年齢は、若いほど価値が認められます。 

28歳というもっとも人気がある年齢の女性が、どうして48歳年収500万円のアナタを選ぶのでしょうか。

仮に突出した外見があったとしても、加齢したアラフィフの外見は知れています。 

この大前提の常識が、年齢と年収で劣るアナタが28歳と結婚するのは不可能だという理由です。安心してください。高望みが叶わないのは女性もまったく同じです。 

たとえば38歳&派遣社員年収200万円&外見は年齢相応の普通という女性が、35歳&年収900万円&イケメンという高スペック男性を狙っても、まず相手にされません。

その理由は、等価交換の原則からズレているからです。現実を見ることなく、高望みを続ける婚活女性は、誰にも選ばれずに取り残されてしまっています。 

男性も女性も、婚活は年齢が若いほど有利です。それはおじさんになってしまったアナタも同じで、47歳よりも46歳、50歳よりも49歳のほうが女性に選ばれる可能性は上がります。

年齢が若いほど、相手の選択肢も広がり、成婚の可能性は高まっていくわけです。 

なので、自分自身の価値は、毎日減少している事実は知っておきましょう。

誰にも相手にされないまま、前期高齢者になって孤独死──みたいな取り返しのつかない悲劇を迎える前に、現実に地に足をつけて婚活を進めていきましょう。