11…Brooks Brothers / REGIMENTAL TIE

革靴と親和性の高いアメトラのアイコン的アイテム。

革靴を作ることを生業とする清水川さんにとって、革靴に合わせるスタイルを構築するうえで欠かせないのがアメトラの雄〈ブルックス ブラザーズ〉のレジメンタルタイだ。約20年前に業界の門を叩き、キャリア最初の職場となった革靴店の上司が同ブランドのアイテムを身につけていたことからその魅力に取り憑かれたのだという。

「革靴を履くスタイルとトラッドなタイの相性は言うまでもありません。いまでも店頭に立つ時は、ブレザーにレジメンタルタイを締めるのがマイルールです。コーディネイトに応じてイーグルのモチーフが入ったクレストとシンプルなストライプを使い分けています。

自分がこのタイの魅力に気づいた当時と比べると、タックアウトしたBDシャツに合わせるなど、よりカジュアルな方向に着こなしの幅が広がっているように感じます」

Recommender:アーチケリー/清水川栄さん|大学在学中に革靴店でアルバイトを始め、バイヤーなどを経て2016年に独立。2020年に〈アーチケリー〉を立ち上げた。

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12…POLO RALPH LAUREN / ANDREW PANT

意識せずともワードローブに入るそんな日常着こそ名品。

「わざわざ探して手にいれるようなアイテムではないですし、特別気にするようなアイテムでもないと思います。ですが、それでも20代の頃から店には並んでいて、なんとなく穿き続けていて、クローゼットにあるチノパンの中で1番数をもっているのは〈ラルフローレン〉の[アンドリューパンツ]ですね」。

今年も1本買い足し、同モデルで現在4本程を所有しているという柳さん。ついつい、購入してしまうという。「股上が深く、太めのシルエットにツータックというディテールは気に入っているポイントではありますが、普段穿いていてどこのブランドか聞かれるようなパンツでもない、普通のアイテムなんだと思います。

でも、それくらい日常に溶け込んでいて、いつの間にか持っているみたいな。意識せずに選んでしまう、だからこそ名品なんだと思います」

Recommender:フリーランスセールス/柳雅幸さん|インポーターのプレスを務めた後に独立。現在はフリーランスとして様々なブランドに携わっている。趣味はラジオを聴くこと。

(出典/「2nd 2024年11月号 Vol.208」)