GHCナショナル王者・征矢学が2日、東京・調布市の湯の森 深大湯でサウナ特訓。10・14後楽園大会におけるイホ・デ・ドクトル・ワグナーJr.との初防衛戦へ向け、熱波師の資格を持つまつきりなさんから熱波を送られ、「この熱い情熱をもっと熱くして防衛する」と誓った。
9・14後楽園大会でナショナル王座初戴冠を果たした征矢は初防衛戦で元王者でもあるワグナーJr.を迎え撃つ。前哨戦では相手の必殺技を出し合う掟破り合戦でせめぎ合ってきたが、9・30新宿大会でワグナードライバーの前に直接黒星を喫した。
この日、征矢はV1戦へ向けて公開練習に臨んだ。場所は『N-1 VICTORY 2024』開幕前にサウナ特訓を行った調布市内の入浴施設。「先日の新宿でワグナーから直接取られておりますので、今、俺に足りないのは! 情熱です!!」と自己分析し、身上である情熱をさらに強化すべく、再びサウナ特訓に取り組むことを決めた。
「情熱が今、足りていない征矢学に熱い情熱を注ぎ込んでいただけるように」と征矢は助っ人の協力を得た。熱波師の資格を持つまつきさんだ。「11分11秒で私はワグナードライバーでやられてしまったので、おそらく11分11秒以降、そこが私のタイトルマッチのカギになるんじゃないか」と考える征矢は「私が入って11分12秒からまつき先生にも入っていただいて、そこで熱い熱波を私に注入していただければ」と要望し、まつきさんも快諾した。
室内温度が80度に設定されたサウナ室にまずは征矢が一人で入り、スクワットを開始。時間の経過とともに征矢の肉体を大粒の汗が流れ落ちていく。そして11分11秒が経過すると、まつきさんがサウナ室へ。スクワット、腕立て伏せを一心不乱に続ける征矢に「負けるな、負けるな!」とゲキを飛ばしながらタオルで熱波を送った。征矢も「情熱が足りてねえんだ! もっと扇げ!!」と呼応。「こうなったら、まつきと俺のどっちかがぶっ倒れるまで勝負するぞ。ラスマンスタンディングサウナだ! もっと来いよ! 熱くなんかねえぞ! お前の情熱ぶつけろ!」と呼びかけた。
スクワットを続ける征矢と、タオルで仰ぎ続けるまつきさん。まるで熱さを競い合うような状況となったが、ついにまつきさんが「さすがに熱すぎて…腕がしんどすぎて…すいません! 頑張ってください!」とギブアップ。征矢は「もういいよ! 俺一人でやるから!!」とさらなる情熱を爆発させ、サウナ特訓をなおも続けた。
いろんな意味で熱さ全開となったサウナ特訓が終了し、二人はクールダウンしてから銭湯の定番といえるコーヒー牛乳で乾杯。熱波初体験となった征矢は「異常な中でやってこそ情熱というものがあふれ出る。今、情熱があふれ出てますよ」と“まつきさんの熱波効果”を強調した。
自ら指名して実現するワグナーとの初防衛戦。「強いワグナーを倒さないと僕はナショナルのベルトを巻く意味がない」と言い切った征矢は「ワグナーはワグナーなりの情熱、俺は俺なりの情熱があるんで、10・14は情熱と情熱の熱いぶつかり合いになる」と見据えた。まつきさんも「熱い熱波を送らせてもらったので、その熱波とともに本番、頑張ってほしいなと思います。頑張ってください。応援してます」とエール。呼応するように征矢は「今日、まつきさんに熱波師として熱波、そして情熱をいただきました。この熱い情熱をもっと熱くして、10月14日、後楽園ホールでGHCナショナルのベルトを防衛して、俺がこの赤いベルトとともにNOAHを盛り上げますよ」と誓ってみせた。
まつきさんから“情熱波”を注入された征矢は強化した情熱パワーで強敵・ワグナーJr.を何としても突破する。