「無印良品 爆発的人気の話題作」リーボック“クラブC”をさらなる大定番品に!? 履きやすさが半端ないコートスニーカー/No.1モノ雑誌編集長のお墨付き『コレ買いです』Vol.77の画像一覧
モノ・トレンド雑誌売上No.1「MonoMax」の編集長・奥家が、今一番気になるモノやトレンドを紹介する連載企画。今回の「コレ買いです」は、今秋に発売されて早くも話題沸騰の注目アイテム、無印良品「コートスニーカー」をチェックしました!
無印良品とリーボックによる共同開発で生まれた!
いつもいつも、消費者のことを考え続けてきた無印良品。過去にご紹介した「バーを自由に調節できる ハードキャリーケース」「肩の負担を軽くする 撥水 上から開くリュックサック」のように、“かゆいところに手が届く”小気味の良い配慮であったり“そうきたか!”と唸る画期的アイデアだったりする製品を提供してくれています。
今回ご紹介するのも、「あ~やっぱソレが欲しかったんだよね~」と思わず頷いてしまうようなシューズです。
無印良品
コートスニーカー
¥8,990(税込)
衣料品の開発テーマである「長く使い続けられる定番品」のシューズとして、スニーカーの品揃え拡充を目的にコットン素材以外のスニーカーの開発を進めてまいりました。(公式webサイトより)
そんな背景のもと、餅は餅屋とばかりにシューズづくりのプロであるリーボックと共同開発した末に生まれたのが、この「コートスニーカー」なんです。そして、スニーカーファンならこのアッパーデザインを見てピンときたことでしょう。そう、ベースとなったのは世界中で絶大な指示を集めている「クラブC」なんです。
リーボックは履き心地を追求した技術を採用した機能性の高い製品を多く開発しており、中でもコートスニーカー「CLUB C」モデルはミニマルでシンプルなデザインで、世代や性別を超え長く愛されていることやスポーツからカジュアルスタイルまで幅広いシーンで着用できることなど、無印良品との親和性も高いことから、同社と“毎日快適に履ける定番のスニーカー”をコンセプトに共同で商品を開発しました。(公式webサイトより)
「クラブC」といえば、80年代のクラシックなテニスデザインに着想を得たコートシューズ。クリーンな印象を持ち、優れたフィット感やグリップで人気のベストセラーです。
アッパーにはリーボックのロゴを表示したウィンドウボックスが……あるのですが、今作は無印良品のシューズのため、ウィンドウが残るのみ。あえて窓枠をそのまま残したところがユニークですし、変に飾ったりしないところも好印象でした。トゥ側のパーツの端をウェーブさせたのもベースとは異なる仕様のようで、さりげなさがたまりません。潔いまでのシンプルさで、今のファッショントレンドともベストマッチ。ジャケットにも合わせやすいでしょう。個人的にはカラーのシューレースを組み合わせても楽しそうです。
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毎日履きたくなるためのギミックがすごい!
肝心なのは、無印良品が求める「長く使い続けられる定番品」をどのように実現したのか?です。そこには、機能素材の使用やディテールの工夫がありました。
大きいのは、ソールにリーボックの独自技術であるDMXマイクロバブルテクノロジーを採用したことです。内部のカップソールの中に気泡を入れることで反発力を高め、一日中快適な履き心地を実現しています。外側からは目視できないのですが、足裏に複数のバブルを設けたゴムポケットを内蔵していて、クッション性とサポートを提供しているということです。
コートシューズというと、クラシックなデザインはいいもののソールは硬め&重めで、長時間履くのはつらい……という印象をお持ちの方もいるかもしれません。しかしDMXマイクロバブルテクノロジーを採用したという今作は、ググッと押した指が適度に沈む、ほどよい弾力性を保有。重さも見た目以上に軽いですし、実際の履き心地も良好でした。接地面積が大きいアウトソールパターンで、グリップ力高めなのも維持されています。
さらにヒールにも履きやすさを向上する工夫が。指をひっかけられるタブがついていて、脱ぎ履きをサポートしてくれるんです。しかもおもしろいのが、タブが斜め30度くらいに傾いている点。それにより、体の外側から腕を回して指を引っ掛けやすくしているんですね。靴べらがなくても履けるので、私のような億劫な性格の人にもピッタリ。ものすごく実践的な仕様だと感じました。
さらにはライニングにも特徴がありました。すべりのいい素材に切り替えてあり、それによっても脱ぎ履きしやすくしているんです。触ってみるとキメの細かさを感じる生地で、クッションも確か。ちょっと力を入れるだけでスルリと足を入れることができました。
昨今はカンタンにスッポリ履けるシューズも人気が出てきていますから、こういうところの気配りはうれしいですね。