ありそうで無かったモノや、こんなアイテムあったらいいよね、という真面目な思いつきを様々なブランドとコラボレーションして企画する雑誌2nd(セカンド)編集部。いつものスタイルにプラスしたいかゆいところに手が届くアイテムを「わかる」人たちと共有したいという思いで企画している。今回は「アイビーリーガーの部活着」というを企画。これがなかなか使い勝手が良さそう。

典型的なアイビーリーガーが着てたスポーツウエアを再構築。

『TAKE IVY』に出てくるような当時の典型的なアイビーリーガーが、日本でいうところの「部活」的なシチュエーションで着ていそうなジャケットを目指したのがこのアイテム。

タッグを組んだのは〈D.C.WHITE〉のディレクターである石原協さん。生粋のラガーマンにして、現代のアイビー&プレッピーシーンを盛り上げる重要人物でもある氏は、

「ボクは普段からブランドディレクターとして、アメリカントラッドを現代的に再構築するべく、往時のアイビーやプレッピーの服装を研究しています。

その中で、当時のアイビーリーガーたちの置かれた環境や思想から服装を紐解いていくと、現代の我々がアイビーやプレッピーをファッションとして解釈するより、もっとデイリーにコープ(大学生協)で購入したカレッジロゴ入りのスウェットや、老舗メンズショップのジャケットやシャツを着ていたわけですよね。

『ファッション目線じゃない』というと言い過ぎですが、彼らの多くは“ファッション<デイリー”のイメージで着用していたんだろうなと思っていて。

そんな肩肘張らない衣類を、部活やサークル活動に勤しむ現代の高校生や大学生、今なお社会人としてスポーツアクティビティを楽しむ人に向けて、発信できないかなと思っているんです。

そんな気持ちから、気負わず、でもわずかに洒落っ気のあるブランドとして〈ATLANTIC FIELD BY D.C.WHITE〉を立ち上げたんです」と振り返る。

〈D.C.WHITE〉がモダンなアイビーブランドだとすると、〈ATLANTIC FIELD BY D.C.WHITE〉はさながら「クラシックなアスレティックブランド」。

そんなブランドとコラボレーションすることで、往時のアイビーリーガーやプレッピーたちのアスレティックシーンを思い起こさせるクラシックな外観は、スポーツジャケットとしてのブレザーやポロカラーシャツとして開発されたBDシャツといったスポーツを端緒とするトラッドアイテムとの相性が抜群。

立ち襟のハーフジップスタイルに加え、大胆に胸を走るラガーシャツをも想起させるラインは、アイビースタイルのカラーアクセントにもぴったりなアイテムに仕上がっている。

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大胆なラガーシャツ的ボーダー。

ボディと同素材のホワイトラインにヘリンボーンテープを加えることで、ラガーシャツを思い起こさせるボーダーを表現。ブレザーのインナーとして着用すれば、アイビー&プレッピー気分がより高まるアイテムになっている。