日本を除く世界190カ国以上の地域のNetflixで配信がスタートした『火垂るの墓』。
世界中で人気のあるスタジオジブリ作品のひとつ、ということもあり、Netflix週間グローバルトップ10では映画・非英語部門で第7位にランクインするなど(※2024年9月16日~9月22日)広く注目されているようです。
残念ながら日本での配信はないけれど……なんと期間限定で映画館で鑑賞できちゃうのだとか!!
【『火垂るの墓』とは】
『となりのトトロ』と同時上映で公開された『火垂るの墓』(1988年)。昭和20年の神戸を舞台に、14歳の少年・清太と4歳の妹・節子が戦時下のなか生きていく姿が描かれます。
空襲で母が入院することになり、叔母のもとに身を寄せた清太と節子。
やがて母が亡くなると、叔母は兄妹を邪険に扱うようになり、ふたりは家を出ることを決意。誰もいない防空壕で新たな生活をスタートさせますが……幼い兄弟を待ち受けていたのは、目を覆いたくなるほどの厳しい現実でした。
© 野坂昭如/新潮社,1988
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【こんな時代だからこそ見ておきたい】
高畑勲監督ならではの美しいアニメーションを堪能できるいっぽう、戦争の恐ろしさをまざまざと感じさせてくれる『火垂るの墓』。映画冒頭に出てくる「僕は死んだ」というセリフも衝撃的です。
辛すぎるストーリーに胸を引き裂かれそうになるけれど、いまだ各地で戦火が上がるこんな時代だからこそ観ておきたいもの。しかも、劇場のスクリーンで鑑賞できる機会はそうそうないので、この機会を逃したくない……!!