鈴木竜生、母国戦日本GP初日は好調5番手「久々に表彰台に乗りたい。そのためにもまずは予選」|MotoGP日本GP Moto3クラス

 MotoGP第16戦日本GPの初日、Moto3の鈴木竜生(Liqui Moly Husqvarna Intact GP)はプラクティス1で5番手タイムをマーク。母国での表彰台獲得に向けて、まずまずのスタートを切った。しかし鈴木本人は、2日目の予選が大切だと語った。

 鈴木は、雨上がりの難しいコンディションとなった日本GP最初のセッション、フリー走行で最下位に終わった。しかし徐々に天候と路面コンディションが回復。午後に行なわれたプラクティス1回目では5番手タイムをマークするなど、好結果に向けてまずまずの走り出しとなった。

「(FPは)あまり良くなくて、ラップタイムを最後の最後に上げたんですけどキャンセルによって、最後尾タイムになってしまいました」

 初日の走行を終えた鈴木はそうmotorsport.comに対して語った。

「ただ午後、天気が良くなるってことも分かっていたのであまり心配していませんでした。しっかりQ2通過のポジションに進出できたんで、まずは良かったです」

 ただ2日目の天候も不安定になると予想されており、まだ先が読めない。

「明日の天気はどうなるか分からないので、とりあえずトップ5にいることは、予選に向けても大事でした。なのでとりあえず、最低限のことはできたかなと思います」

「明日雨になったら、もうちょっとセットアップというかフィーリングを良くしていかなきゃいけないなというのが課題です。今晩しっかり、チーフメカにその辺りを託していかなきゃいけないと思います」

 鈴木は母国戦で好結果を残すためには、まずは土曜日の予選をしっかりと戦う抜くことが大切だと語った。

「見た感じ、例年よりもお客さんが多いんで、走っててかなり楽しいです」

 1年ぶりに戻ってきたもてぎについて、鈴木はそう語った。

「久々に表彰台乗りたいですけど、まずそのためにも、予選位置をしっかりと良くしなきゃいけないです。先ほども言った通り天気がどうなるか分からないですけども、しっかり3列目まで入れるように頑張ります」

 鈴木は今季ここまで表彰台ゼロ。昨年第2戦のアラゴンGPで勝利したのを最後に、表彰台に登壇することができていない。今回このもてぎで久々のトップ3フィニッシュを果たせるのか、注目が集まる。