【DRAGONGATE】電撃来場・拳王がドリーム王者YAMATOに挑戦表明 11・3大阪で半年ぶり再戦が決定

『THE GATE OF VICTORY 2024』後楽園ホール(2024年10月4日)
○Kagetora&YAMATO&横須賀ススムvsストロングマシーン・J&Kzy&U-T×

 NOAHの拳王がDRAGONGATE後楽園大会に電撃来場。オープン・ザ・ドリームゲート王者・YAMATOに挑戦を表明し、NOAH5・4両国大会以来、半年ぶりの再戦が11・3大阪大会で実現することになった。

 この日、ドリームゲート王者・YAMATOはススム&KagetoraとのPARADOXトリオでトライアングル王者・マシーン・J&U-TにKzyを加えたNATURAL VIBESトリオと対戦。『KING OF GATE 2024』で同じCブロックとなったマシーン・Jをブレーンバスターで投げ、U-Tに串刺しドロップキックを放つなど奮闘すると、最後はKagetoraが車懸でU-Tを料理。PARADOXの勝利に終わった。

 YAMATOらが勝ち名乗りを受けた次の瞬間、場内に「失恋モッシュ」が流れた。やはり現れたのは拳王。リングに上がった拳王は「YAMATO、久しぶりだな。久しぶりに会ってみると、やはりてめえの顔面、腹立つな」と切り出すと、「そして、久々に来てみると、なんとてめえがDRAGONGATEで一番権威のあるドリームゲートのチャンピオンなんだってな。お前がチャンピオン? 俺より弱いYAMATOがDRAGONGATEのトップで、この団体に価値があるのか?」と酷評。ドラゲーファンからブーイングが発生した。

 「おい、YAMATO。このベルトのチャンピオン、今価値はないけど、この団体の客は少しは価値があるみたいだな。そしてYAMATO、なんとDRAGON GATE若返ってるって聞いたけど、チャンピオンがオッサンじゃねえのかよ」と続けた拳王は「YAMATO、俺がDRAGONGATEに救いの手を差し伸べてやるよ。プロレスリング・ノア拳王、39歳と10ヵ月。まだまだ30代の俺がそのベルトを奪って、DRAGONGATEの若いヤツらを一人ずつ相手にしてやるよ。この言葉がどういう意味か分かっただろ? 俺より弱いオッサンのYAMATOさんよ」とドリーム王座挑戦を表明した。

 両者はNOAH5・4両国大会で一騎打ちを行い、拳王が勝利している。YAMATOは「あれは今年の5月4日、両国国技館。あの時の屈辱はな、俺は一日たりとも忘れてねえぞ。俺はXとして呼び出されて、こいつに負けて両国の駅からトボトボ帰ってんだよ」と半年前の屈辱を思い返し、「このベルト獲った時からな、俺はてめえの名前を出そうと思ってたんだ」とキッパリ。「てめえからのこのこと現れると思わなかったよ。だったらな、あの時の借りを返してやる。あの時は俺が先にリングを降りることになったけどな、お前とのドリームゲートタイトルマッチはてめえが先にリングに上がって、てめえが先にリングを降りることになるんだ」と受諾し、リベンジを予告した。

 二人がつかみ合い、小突き合うと、斎藤了GMが割って入り、「このドリームゲート戦は拳王選手、11月3日、大阪府立に来てください。エディオンアリーナ大阪第1競技場、秋のビッグマッチ大阪で決定します」と宣言。半年ぶりの再戦が舞台を変えてドラゲーの最高峰ベルトをかけて実現することになった。

 再びYAMATOと小競り合いを展開した拳王は「YAMATO、そしてDRAGONGATE、一言だけ言わせてくれ。若返ったと言ったよな? おい、オッサンのYAMATO。一言だけ忠告してやるよ。強くてチャンピオン、それは仕方ない。だがな、てめえの声帯自体オッサンなんだよ。何言ってるかわからなかった。強さはオッサンのてめえでも磨けるかもしれない。だが、声帯は年齢とともに加齢していくから、もうお前はDRAGONGATEのドリームゲートチャンピオン、やめた方がいいよ。俺みたいに39歳10ヵ月、まだまだ30代の拳王がチャンピオンになった方がいいだろ!」と叫んでさらなるブーイングを起こした。

 敵地に乗り込んでドリーム王座挑戦を決定。急きょ組まれたこのまま市川との一騎打ちに圧勝してからバックステージに下がった拳王は「いいな、やっぱり。こういう刺激が俺は欲しかったよ」とたかぶり、「前々からDRAGONGATE=YAMATOだと俺は思ってる。いいか、YAMATOを倒す=DRAGONGATEを倒すことだ。おい、YAMATO、そのつもりで11・3大阪やってやるよ」と通告。勝利のあかつきには試合後、YAMATOにマイクでNOAH11・9大阪大会の宣伝をさせることも予告した。

【拳王の話】「いやあ、YAMATOに挑戦表明しに来たら、俺的には最高のプレゼントがあったな。ストーカー市川時代からずっと見てきた、あのこのまま市川と試合できて、いやあ最高だったな。ま、そんなことはさておき、おい、YAMATO。いいな、やっぱり。こういう刺激が俺は欲しかったよ。YAMATO、両国は俺が勝ったけどな、あんな勝ちなんて、もう俺の記憶の中でとっくにねえんだよ。前々からDRAGONGATE=YAMATOだと俺は思ってる。いいか、YAMATOを倒す=DRAGONGATEを倒すことだ。おい、YAMATO、そのつもりで11・3大阪やってやるよ。わざわざ関東から大阪に行くんだ。おい、YAMATO。もう1個だけ条件つけてやるよ。お前が負けたら、俺がリング上でマイク渡してやる。そのガラガラとした声帯で11・9大阪、プロレスリング・ノアの大会を『皆様のご来場お待ちしております』とお前のそのガラガラのベテランみたいな声帯で言ってくれ。それが俺がわざわざ大阪までお前らのベルトを獲りにいく条件だ。YAMATO、11・3大阪、楽しみにしてるぞ」