「入れごろ外しごろ」距離にすると1ピンくらいのパットは、ラウンド中に多々あります。この距離はつい気持ちが先行してしまい、打ち急いでミスすることが多い……。そこで今回は、この距離のカップイン率があがる“とっておきの練習方法”をご紹介!
ストロークのテンポが
一定になると距離感が合う!
今回紹介する練習方法は、スマホのメトロノームアプリを使って、パッティングのテンポを一定にするトレーニングです。距離にかかわらずストロークのテンポが一定になると距離感も合いますし、自然に目の前のパットの集中力も増すので、カップイン率が上がります。
90bpm前後のテンポが一般的にいいとされる。ショートパットのバックスイングもゆっくりになり、打ち急ぎがなくなる。メトロノームは無料アプリがあるので、ダウンロードして使おう。
(広告の後にも続きます)
すべてがよくなる魔法のドリルを
試してみよう!
テンポが一定になったら「ゲートドリル」で方向性アップ! ティーを4本用意し、2本はパターヘッドの幅、もう2本はボールがギリギリ通る幅に挿します。ヘッドの幅に合わせて挿したティーに当たらないようにすることで、フェースの芯でボールをとらえられるようになり、その先のボール幅に挿したティーの間を打球がきちんと通ることで打ち出し方向の安定感を磨きます。また、インパクト後、ボール幅のゲートにヘッドを当てることもポイント! インパクトでのゆるみがなくなります。ストローク、転がり、厚みのあるインパクト、すべてがよくなる魔法のドリル。ぜひパット練習に取り入れてください。
最初と次のゲートの間は10センチほどあける。ティーを挿して練習できない状況下では、高さが数センチある小物を4カ所に置いてティーの代用にしよう。また、しっかりと芯で打てるように練習しよう。
林亜莉奈
●はやし・ありな/長野県出身。「IMGA世界ジュニアフロリダチャレンジ」で優勝するなどジュニア時代から頭角をあらわす。2017年にはJLPGAツアー「NEC軽井沢72ゴルフトーナメント」でベストアマを獲得。現在はプロテスト合格に向け、さらに腕を磨く日々を送る。
写真=田中宏幸、協力=ジャパンゴルフスクール