Moto2日本プラクティス2|カネットがトップ、小椋藍は5番手。セッション終盤はほぼドライ路面に

 MotoGP第16戦日本GP2日目、Moto2クラスのプラクティス2が行なわれた。トップタイムを記録したのは、アロン・カネット(Fantic Racing)だった。

 グランプリ2日目のモビリティリゾートもてぎは、あいにくのウエットコンディション。しかし雨は止んでおり、Moto3クラスのプラクティス2が行なわれた後ということもあって、走行ラインは水量が少なくなっているが、スリックタイヤでの走行が可能なほどではなく、まずは各車がレインタイヤを履いてコースインした。

 Moto2クラスは初日午後のプラクティス1と、2日目午前のプラクティス2の総合タイムによって予選Q1から出走するライダーと、直接Q2に進む14人のライダーのグループ分けが行なわれる。ドライコンディションで行なわれたプラクティス1で14番手だったライダーのタイムは1分50秒321。これを上回れるかどうかがひとつの基準となった。

 まず首位になったディオゴ・モレイラ(Italtrans Racing Team)は2分3秒813。だが路面が乾いていくにつれてタイムも上がり、セッション折り返しを前にデニス・オンジュ(Red Bull KTM Ajo)が1分59秒066をマークした。

 その後も各車のタイム更新は続き、ラストアタックまでに多くのライダーがスリックタイヤに履き替えたようだ。最終的にトップとなったカネットは1分50秒672をマークしており、ドライコンディションとほとんど変わらないタイムだった。

 ただ総合タイムでは上位に変化はなく、プラクティス1の上位14人がそのまま予選Q2進出を果たす形となった。

 プラクティス1で4番手となり予選Q2直接進出を決めた小椋藍(MT Helmets – MSI)は、プラクティス2前半は控えめな走行に。セッション中盤はガレージで過ごす時間が長かったが、残り10分を切ってコースに戻ると、最終的に5番手となった。

 予選Q1からの出走となる佐々木歩夢(Yamaha VR46 Master Camp Team)は、プラクティス2を16番手で終えた。