まさか「ルフィvsシャンクス」とかないよね？　『ワンピ』以前からの揉め事が急展開に？

ルフィとシャンクスの仲を傘下の海賊は知らない？「一番くじ ワンピース エモーショナルストーリーズ A賞 Revible Moment-ルフィ＆シャンクス-」（BANDAI SPIRITS）　(C)尾田栄一郎／集英社・フジテレビ・東映アニメーション

【画像】え…っ？　お前、やらかしたけどカッコいいよ！こちらが最新展開で「漢気」を見せたキャラです

ルフィとシャンクスはどのような形で再会を果たすのか

「エッグヘッド編」を終え、新章に突入したマンガ『ONE PIECE』は、目まぐるしい展開が続いています。最近の連載では、世界各地で起こるさまざまな出来事が描かれており、そのなかでも特に注目を集め、緊張が走ったのがある海賊団同士の「揉め事」でした。

※この記事ではマンガ『ONE PIECE』最新話の内容に触れています。ネタバレにご注意下さい。

　以前から話題になっていたのが、四皇「シャンクス」率いる「赤髪海賊団」と、「麦わらの一味」の傘下である「麦わら大船団」の「バルトクラブ海賊団」との対立です。そして、1126話の展開で、赤髪海賊団と麦わらの一味の間に新たな因縁が生まれたとも考えられています。

　ことのはじまりは、875話に描かれた扉絵シリーズ「押しかけ麦わら大船団Vol.10　バトルロメオ編『四皇!? 関係ねえべー!!! 』」の騒動でした。主人公「モンキー・D・ルフィ」に心酔するバルトクラブ海賊団の船長「バルトロメオ」が、赤髪海賊団の縄張りで彼らの海賊旗を燃やし、麦わらの一味の海賊旗を立てるという蛮行に及んだのです。

　シャンクスといえばルフィの命の恩人であり、彼が海賊を志すきっかけとなった人物です。それを知らないバルトロメオの過激な行為は「いつ本編にからむのか」「シャンクスとルフィの関係を知ったらどうなるのか」と、注目されていました。そして、1126話でついにバルトロメオらが赤髪海賊団から制裁を受け、自らの愚行を謝罪することになります。

　ひと悶着ありつつも、バルトロメオがルフィへの本物の忠誠心を見せたことで、シャンクスは彼らを許したかと思われました。しかし、バルトロメオたちの出航後に赤髪海賊団の狙撃手「ヤソップ」が「ケジメはケジメ」として、バルトクラブの海賊船「ゴーイングルフィセンパイ号」を撃破し、彼らは生死不明の状態になります。

　この一件を受け、ネット上では「バルトロメオが対立の引き金を引いちゃったかも」「やっぱり麦わらの一味と赤髪海賊団の抗争になるのでは」といった声があがりました。1057話で、ルフィは「ワノ国」にて「おれの『仲間』に手ェ出すって事はおれ達にケンカを売るって事だ!!!」と、仲間に対する強い思いがうかがえる発言をしており、相手がシャンクスとはいえ抗争に発展する可能性はあるでしょう。また、「ルフィの知らないところで傘下の海賊がバルトロメオの報復をしかけるのでは」と、ルフィ以外の者が行動に出ることを予想する読者もいました。

　その一方、ルフィは148話で、海賊旗を「『信念』の象徴」「命を誓う旗」と話しており、その重みを十分に理解しています。また1126話でシャンクスは、旗を燃やされた行為を許すと「他の島々や…海賊達に貸したこの『旗』の信頼がなくなり　おれの友人達が危険に晒されてしまう」と口にしており、海賊にとって旗は非常に大きな意味を持つことが改めて強調されました。そのため、「ルフィはバルトロメオの行動を容認しないのでは」「100％バルトロメオが悪いし」といった声も出ており、ルフィがどちらの立場につくのか、ファンの間でも意見が分かれています。

　そして、この一件で意外にも「モヤモヤする」という意見が多く出たのが、「ケジメ」という言葉を口にし、一撃でバルトクラブ海賊団を壊滅させたヤソップでした。麦わらの一味の狙撃手「ウソップ」の父でもある彼は、幼い息子と病気の妻を置いて海へ出たため、妻の死を看取ることさえしていません。そのヤソップに対し、一部の読者から「家族へのケジメはどうなってるんだ」「ベックマンならかっこいいのに、ヤソップが言ってるのが引っかかる」などと、ツッコミの声が入りました。

　仮に麦わらの一味が赤髪海賊団と戦うことになれば、ウソップとヤソップの親子対決が起きる可能性も高いでしょう。そのときこそ、ヤソップが息子に対し「ケジメ」をつけるときかもしれません。

「ドレスローザ」の縁で「子分の盃」を飲み干し、勝手にルフィへの忠誠を誓った麦わら大船団の海賊たちには、800話で「歴史に名を残す『一大事件』を引き起こす」と説明されています。なにが起こるのかは不明なままですが、バルトロメオの一件がきっかけになるようであれば、赤髪海賊団は取り返しのつかないことをしたのかもしれません。赤髪海賊団、そして麦わら大船団の今後の動向が注目されます。