佐々木歩夢、来季はRW-Idrofoglia Racing GPへ移籍しMoto2参戦継続「自分の進歩を続けたい」

 ロードレース世界選手権MotoGPのMoto2クラスに参戦中の佐々木歩夢が、2025年からRW-Idrofoglia Racing GPへ2年契約で移籍することが発表された。

 佐々木は2023年シーズン、参戦7年目となるMoto3クラスでタイトル争いを演じた。最終的にはジャウマ・マシアとの争いに敗れてしまったが、ランキング2位を獲得。そして2024年シーズンはYamaha VR46 Master Camp Teamから、中量級のMoto2クラスへとステップアップした。

 2024年シーズンの佐々木は、序盤こそMoto2マシンへの適応に苦しんだものの、シーズン終盤戦に入った最近では、徐々に成績を上向かせつつある。

 そんな佐々木は2025年、チームを移籍することを決断。カレックスのシャシーを用いるオランダのRW-Idrofoglia Racing GPに加わり、Moto2でさらなる成長を目指すこととなった。

「これから2シーズン、RW-Idrofoglia Racing GPに加わる機会をいただき、とても感謝しています」

 そう佐々木はコメントを寄せた。

「レースごとに強くなり、Moto2クラスに適応していると感じています。来年も自分の進歩を続けたいと思っていますし、チームと一緒に仕事ができることをとても楽しみにしています。応援してくれたすべての人に感謝しています」

 チームマネージャーのヤルノ・ヤンセンは、佐々木の才能と成長を評価し、彼の加入を歓迎した。

「アユムとの新しいチャレンジに興奮している。彼は私たちが長年追いかけてきたライダーであり、多くの才能を持っている」

「Moto2クラスに参戦して1年目の彼は力強い成長を見せており、我々はこの成長を継続させるために努力していく。2年契約は、最終的にともに利益を享受するために非常に重要だ。ようこそ、アユム」