モビリティリゾートもてぎで開催されているMotoGP第16戦日本GP。Moto2クラスの予選は、ジェイク・ディクソン(CFMOTO Inde Aspar Team)がポールポジションを獲得した。
初日から不安定な天候が続く日本GP。Moto2はこの前に行なわれたプラクティスに続き、曇天の中始まった予選も結果的に雨絡みのセッションとなった。
今回が母国戦となるランキング首位の小椋藍(MT Helmets – MSI)はQ2に直接進出。もうひとりの日本人ライダーで、この予選の直前に来季RW-Idrofoglia Racing GPからのMoto2継続参戦が発表された佐々木歩夢(Yamaha VR46 Master Camp Team)はQ1からの出走となった。
15分間のQ1では、ゾンタ・ファン・デン・グールベルク(RW-Idrofoglia Racing GP)が1分49秒742でトップに。同じくRW-Idrofoglia Racing GPのバリー・バルタスが2番手で続いた。
残り時間が6分を切ったところでマヌエル・ゴンザレス(QJMOTOR Gresini Moto2)が1分49秒711でトップに立つと、一足先にピットへ戻り、他ライダーのQ1最終アタックを見守った。
最終的にQ1最速タイムを更新するライダーは現れず、ゴンザレス、ファン・デン・グールベルク、バルタス、小椋とタイトルを争うランキング2番手のセルジオ・ガルシア(MT Helmets – MSI)がQ2に駒を進めた。なお、佐々木は10番手でQ1敗退。決勝は後方からの追い上げを目指す形となった。
ポールポジションを決める15分間のQ2が開始される頃には、降雨を知らせるレッドクロスフラッグも振られた。雨脚が強まることが予想され、可能な限りドライの路面コンディションでタイムを出しておこうと考えてか、ピットレーンオープンと共に各ライダーが一斉にコースへなだれ込んだ。
Q2最初のタイム計測では、アタックの隊列が入り乱れる中で、ディクソンがトップタイムをマーク。ただ軽い雨の影響で路面コンディションは悪化していたか、タイムは1分52秒963とQ1のトップタイムよりも遅く、雨脚が強まったことで計測を早々に切り上げるライダーも多かった。
セッション後半にかけてコース上でタイム計測を試みるライダーもいたが、タイムを更新するには至らず。ディクソンがポールポジション獲得となった。
2番手はファン・デン・グールベルク、アロン・カネット(Fantic Racing)が3番手となった。小椋は9番手から日曜日の決勝レースをスタートすることとなった。ガルシアは17番手と沈んだことから、小椋にとってはタイトル争いのリードを広げるチャンスとなる。