「AV女優や風俗で働く人のためのパーソナルトレーナーに」
――ちゃんよたさんはメンタル不調が原因で昨年5月から一時休養しましたが、その際に体づくりや筋トレの重要性に気づいたと話していました。今年は逆に体づくりに取り組んだ1年と言えますが、メンタル面などはよくなりましたか?
よくなりました。最近は充実感と多幸感があって「毎日幸せだな」と思って生きてます。「空がきれいだな」「花がきれいだな」とか「お香がいい匂いだな」とかをめちゃくちゃ感じるんですよ。
目標が明確だから、自分の中でもやるべきことが絞られてきているというのもあるし、いいトレーニングもできています。
筋トレだけではなく、AVをやめたことも大きかったと思います。別に嫌だというわけではないんですが、やめるという大きな決断をちゃんと自分の意思で考えてやったというのがよかったのかなって。
自分の人生を自分でコントロールできているなという感じがします。
――12月には「マッスルゲート」全国大会がありますが、大会が終わった後も現在の路線で体を鍛えていくんでしょうか。
ちょっと悩みどころなんですよね。カテゴリは変えないんですけど、「マッスルゲート」よりちょっと上のランクのJBBF(日本ボディビル・フィットネス連盟)の大会に出たいという思いもあって。
プロレスもありますし、もうちょっと筋量を増やしたいという思いもあります。
――プロレスはこれからも続けていく。
そうですね。今年でデビューして3年になったんですけど、今までこれといったタイトルを取ったことがないし、ベルトを巻いたことがない。ベルトだったり目に見える結果が欲しいですね。
――リングで闘いたい人とかいますか?
今まではパワーファイターとやることが多かったので、またちょっと違ったタイプの人と闘ってみたい。テクニシャンなレスラーとか格闘系の人とか。そういう人と闘ったら、また自分も違う闘い方ができるのかなと思ってます。
女子プロレスといえば、今はNetflixで『極悪女王』が始まってまた盛り上がるんじゃないかなと思っていて。その波に乗りたいですね。
――最後に今後の夢はありますか。最初に取材したときには「いつかAV女優や風俗で働く人のためのパーソナルトレーナーになりたい」と話していました。その夢は変わっていませんか。
やりたいですね。今、そのための資格の勉強もしています。当時はジムをつくりたいという夢はあったんですけど、今はチョコザップだったり安いジムがたくさんできているので、ジムをつくる人はあまり多くなくて。
だからジムをつくるというよりは、ジムを借りたいしながらパーソナルジムを開いたほうがいいのかなって思っています。
取材・文/徳重龍徳 撮影/石垣星児