ウーバーイーツ(Uber Eats)総合評価1位の寿司店で注文した件について以前の記事で取り上げたが、本記事でもまたウーバーイーツ総合評価1位の店を紹介したい。
え? 総合評価1位の店って基本1つじゃないの? と思ったそこのあなた! まさにその通りなのだが、ウーバーイーツに正論は通じない。
時にとんでもないことをするのがウーバーイーツでもある。だから、総合評価1位の店が何件あっても驚くようなことではない。むしろ、それこそウーバーイーツの通常運転。
というわけで、いってみよう。今回取り上げるウーバーイーツ総合評価1位は……
・ねぎし
都内を中心に店舗展開している牛タンチェーン「ねぎし」。公式サイトを見ると全国に店舗を展開しているわけではないが、都内あるいは横浜にお住まいなら「ねぎし」のロゴを1度は見たことがあるかと思う。
かくいう私もそこそこの頻度で利用している。牛タンもトロロも付け合わせの漬物もどれも美味しくて、さらに麦飯をガッツリ食べられるから重宝しているものの、総合評価1位になるほど圧倒的かというと……首をひねりたくなるのが正直なところ。
ただ実際問題、私の居住エリアでウーバーイーツを開くと「ねぎし」が総合評価1位と表示される。
もしかしたら、デリバリー限定メニューがあるのかもな〜そっちがすごい人気なのかもな〜と思って「ねぎし」のページを開いてみると……
こんな感じ。価格こそお高めだが、いつもの「ねぎし」……いや待て!
何これ?
ウーバーイーツ版の「ねぎし」が、こんなにファンシーなデザートを販売しているとは知らなかった。店の落ち着いたイメージから考えると、結構ギャップがあるな。
でも、だからこそ攻めの姿勢を感じる。既存のイメージを打ち破るべくデリバリーでは色々と試そうとしているのかもしれない……と考えたら、チャレンジ精神あふれる商品に思えてきた。
よし、このデザートも頼んでみるか。というわけで、私が大好きな「牛タン薄切り5枚セット(2200円)」「ゴロゴロビーフシチュー(500円)」と一緒に「生クリームイチゴクロナッツ(840円)」をオーダー。
注文画面を進んでいくと……あれ? なんだか「ねぎし」の他にもう1つ店が出てるんですけど。まぁいいか。注文確定をポチッ。
OK〜! 途中の画面でちょっとした違和感があったけど、問題なく注文できたみたいだ。
〜〜30分後〜〜
届いた商品がこちら。
デザートとそれ以外で、包装が全然違う。商品ごとに分けているというより、雰囲気が違う。まるで、別の店で作られたかのよう……。
でも、だとしたらおかしい。私は「ねぎし」のページを開いていたのだ。他の店の商品が紛れ込んでくることはありえない。そう言い聞かせるかのように、さらにウーバーイーツの画面を見返すと……
ファーーーー!
大きく書かれた「デザートもあわせて購入」の下に小さい字で「カフェ ビンゴCafé bing-goのデザートもご注文いただけます」とあるではないか。
(広告の後にも続きます)
・「ねぎし」の商品じゃなかった
つまり、「生クリームイチゴクロナッツ」はカフェビンゴのスイーツであって「ねぎし」のデザートではなかったのである。
でもなぜ? 繰り返すが、私は「ねぎし」のページを見ていたのだ。そこに他店の商品が出てきたら、紛らわしすぎる。
100歩譲って、画面が切り替わったタイミングで「この店の商品もいかがですか?」と表示されるなら分かる。でも……
今回のように、「ねぎし」のページ内で、しかも「デザートもどうぞ」のタブのところで他店の商品を出すのは反則ではないだろうか?
いちおう言っておくと、「生クリームイチゴクロナッツ」自体は普通に美味しかった。だからというわけではないが、カフェビンゴには何の不満もない。
一方、ウーバーイーツの売り込み方にはモヤモヤが残った。「それがウーバーイーツ」と言われたら何も言えないが、もうちょっと何とかならないかな……。
このままだと、私以外にも「買おうと思っていた店とは違う店の商品」を勘違いして購入する人が続出しそうな気がする。
そうなる人が少しでも減るように、注意喚起しとくか……と考えて本記事を書いた。というわけで、みなさん! ウーバーイーツを利用する際はご注意を!!
執筆:和才雄一郎
Photo:RocketNews24.
ScreenShot:Uber Eats(iOS)
★こちらもどうぞ → 出前アプリ検証