【MotoGP】『ふぁびお&あれっくす』のスクーター! ヤマハ、レトロポップな特別デザインのマシン注目|MotoGP日本GP

 モビリティリゾートもてぎで開催中のMotoGP第16戦日本GP。予選やレース自体に注目するのはもちろんだが、参戦メーカーは工夫を凝らしてファンを楽しませようとしている。

 母国戦であるヤマハは今回、パドックエリアの移動用スクーターを特別デザインで用意しており、それがファンの注目を集めている。

 特別デザインのスクーターはヤマハの青をメインカラーにしつつ、ライダーであるファビオ・クアルタラロとアレックス・リンスのふたりの名前が、それぞれ『ふぁびお』と『あれっくす』と可愛らしい日本語ひらがなで刻まれている。

 この若干の気の抜けた雰囲気を醸し出しているスクーターだが、ヤマハの日本GPに向けた”おもてなし”の一環なのだという。

 ヤマハといえばここ直近のレースではクアルタラロが奮戦しトップ7フィニッシュを記録しているが、苦戦が続いている状況にある。

「せっかくの日本GPなので今は日本メーカーが苦しんでいる中でも日本のファンを元気づけたい、そういう視点もありました」

 ヤマハはスクーターデザインについてそう語った。

「(デザインは)人気のあるレトロポップをモチーフにしています。3つの案から若手の支持のあったこのデザインが選ばれました」

 そしてこのスクーターはライダー達も気に入っていたという。

「ファビオもアレックスも、ふたりとも気に入っているようでした。チームのスタッフからもキュートだと好評でした」

 ちなみにこの平仮名のデザインは、ヤマハ応援席のグッズなどにも使用されている。ヤマハの担当者は、こういったグッズなどで一体感を持ちつつ、残りの決勝日も盛り上げていければと語った。