『Wrestling Life 40周年 永田裕志 Produce Blue Justice XIV 〜青義秋苑〜』千葉・東金アリーナ
◯永田裕志&秋山準vs小峠篤司&潮崎豪×
『Wrestling Life 40周年 永田裕志 Produce Blue Justice XIV〜青義秋苑〜』が6日、千葉・東金アリーナで行われ、プロデューサー・永田裕志が団体の枠を超えた盟友・秋山準とタッグを結成し、“TEAM NOAH”潮崎豪&小峠篤司に激勝。来年1月の佐倉大会開催が決まり、「年内にもまたいろんな試合がありますけども、それもしっかりやりながら、プロレスラーとして、プロモーターとして、YouTuberとして全力で戦っていきたい」と3ヵ月後を見据えて誓った。
この日、永田が地元・東金で14度目となるプロデュース興行を開催。メインイベントでDDT・秋山と盟友タッグを結成し、潮崎&小峠のTEAM NOAHコンビと対戦した。両チームはLIMIT BREAK2・15後楽園大会以来、8ヵ月ぶりの再戦。30分時間切れ引き分けに終わった前回、アキレス腱の負傷のため満足のいく戦いができなかった永田の希望で実現した決着戦だった。
TEAM NOAH、秋山、そして永田の順で入場すると、先発で飛び出した永田は地元の「永田」コールに後押しされて潮崎とエルボー合戦で渡り合い、逆水平を食らってもローキック連打でやり返した。相手が小峠に代わると、永田がサッカーボールキックで蹴り飛ばし、秋山が場外ボディスラム、パイルドライバーと厳しい攻めで圧倒した。
小峠が永田にフロントハイキックを連発して打開すると、潮崎が逆水平を連打。フェースロックで絞め上げられた永田だったが、エルボーと逆水平のラリーで激しくやり合った。呼応するように秋山もランニングニー、ヒザ蹴り連打で小峠を圧倒。永田もミドルキック連打、フロントハイキックで潮崎を攻め込んだ。
その後、TEAM NOAHのバックドロップとネックブリーカードロップの合体技で動きを止められた永田は潮崎のゴーフラッシャーで叩きつけられたが、豪腕ラリアットをフロントハイキックで迎撃し、ナガタロックIIで捕獲。白目式腕固めに移行して地元を沸かせると、永田がエクスプロイダー、秋山がランニングニーの波状攻撃を浴びせた。
意地の潮崎も永田のバックドロップを食い止め、豪腕ラリアットをカウンターで叩き込んだ。続くムーンサルトは永田が自爆させると、秋山がエクスプロイダーで投げて援護射撃。すかさず串刺しジャンピングニー、垂直落下式ブレーンバスターでたたみかけた永田はバックドロップホールドを爆発させて潮崎から3カウントを奪った。
19分44秒の激闘の末、永田が地元・東金のリングで潮崎に快勝。故郷に錦を飾った。「よーし、勝ったぞ〜!!」と叫んで拍手と歓声を浴びた永田は「本当にこれだけのたくさんの皆様のおかげで、ここ東金アリーナで大会が開けるわけです。これをね、また来年、再来年とこのアリーナが超満員になるくらい努力して、たくさんのお客様を入れた中で戦っていきたいと思います!」と継続開催を約束。来年1月に千葉・佐倉市民体育館で『Blue Justice』興行を開催すると報告した。
そして永田は「僕のプロレス人生の最高の盟友である秋山準選手が今日駆けつけてくれました! 本当にありがとうございました!」と秋山に感謝。「こんなに心強い盟友は僕にはいません! こんな盟友とプロレス界で巡り会うことができて最高に幸せです」と言い切った。最後に「皆様の前に、またさらに元気な姿でこのリングで戦うことを祈念して、そして、また皆様と、今日以上のお客様の中で全力ファイトできるよう努力することを約束して…」と「1、2、3、ゼアッ!」と敬礼ポーズで締めた。
今回もプロデュース興行は盛況で幕。「地元の方々の信頼というものができているのがよくわかりますね。ここ2ヶ月、ヘタすると3ヶ月、4ヶ月、プロモーションという形でいろいろ挨拶回りに行ったり、そういうのをやったことで、やっぱりたくさんのお客様が東金大会を楽しみにしていただけるというのもあります」と回を重ねるごとに好感触をつかんでいる永田は「ホントここは民間の方々の協力がものすごく大きいんでね、だからこそやっぱり新日本に少しでも還元できれば」と話した。
次回は1月の佐倉大会。「本当は今年中にやりたかったんですけどね、なかなかスケジュールが合わなくて」という永田だが、「佐倉に向けて全力で戦います、年内にもまたいろんな試合がありますけども、それもしっかりやりながら、プロレスラーとして、プロモーターとして、YouTuberとして全力で闘っていきたい」と3ヵ月後を見据え、まだまだ健在ぶりを示していく構えをみせた。
【試合後の永田&秋山】
▼秋山「永田選手の記念大会に呼んでいただいて、ホント光栄です。お互いにね、同じ年数重ねてきてるんで、ここからはお互い、どこまでできるか、それもまた勝負だと思うんで、僕も永田選手に負けないように、1日でも長く、頑張りたいと思います。永田選手、ありがとうございました、今日は(※と、頭を下げる)」
――今日の試合については?
▼秋山「もう、彼(永田)の、この前の動けなかった悲しさっちゅうのはずっと感じてたから。今日はもう最初から『俺が行く』って感じだったから、やってくれると思ってました。まあ、前は永田選手がほぼ足のケガで動けなかったんで。でも、まだ2人とも動ければ、潮崎選手からでもまだ獲れるというのを見せれたんじゃないかと思います」
▼永田「今日のカード、2月の『LIMIT BREAK』の雪辱を何としてでもしたくて、また同じカードを組んでもらいましたけど、まあ前回よりね、ガッチリ動けたと思うんだけど。彼らの洗礼というか、そういうものをしっかりと今日は、前回の何十倍ももらった気がしますね。だから勝って、喜んで、ひとしおです、ハイ。ありがとうございました」
――潮崎選手から獲った今回の勝利は大きい?
▼永田「大きいですね。ハイ。(潮崎は)ちょっとケガはあったみたいですけどね。やっぱり何だかんだ言ってNOAHの魂とか、そういうものをずっと受け継いでる潮崎じゃないかなと俺自身は思うんでね。まあ、ケガがあったり、いろいろ大変なことがあるみたいですけどね、彼はやっぱりNOAHの柱の一人だと思いますんで、タッグとは言え、勝ったのは大きいと思います」
――次は佐倉市?
▼永田「はい、1月に佐倉市を予定してます。本当は今年中にやりたかったんですけどね、なかなかスケジュールが合わなくて。佐倉に向けて全力で戦います、年内にもまたいろんな試合がありますけども、それもしっかりやりながら、プロレスラーとして、プロモーターとして、YouTuberとして全力で戦っていきたいと思います。まあ、でも今日は地元のお祭りがあってね、悪条件って言ったら大変申し訳ないですけども、十何年ぶりのお祭りなんでね、なかなか人が来てくれない、いつも来てくれるお客さんが来てくれない状況ですけども、そんな中でも、あちらはあちらで盛り上がったようですし、今日やっぱりこれだけのお客様が来てくれて、大歓声を送ってくれたのは本当に感謝を申し上げます。ありがとうございました(※と頭を下げる)。うれしかったです、はい。こういう温かいお客さんがいらっしゃるんでね、僕もまだまだ頑張っていこうと思います。たとえどういう状況であろうとも、まだまだしばらくは現役を続けたいと思います。ありがとうございました(※と再び頭を下げる)。よろしいでしょうか(※と敬礼)」
――東金でプロモートを続けてきて、1年1年違う手応えを感じている?
▼永田「そうですね。やっぱり、地元の方々の信頼というものができているのがよくわかりますね。ここ2ヶ月、ヘタすると3ヶ月、4ヶ月、プロモーションという形でいろいろ挨拶回りに行ったり、そういうのをやったことで、やっぱりたくさんのお客様が東金大会を楽しみにしていただけるというのもありますし、ホントここは民間の方々の協力がものすごく大きいんでね、だからこそやっぱり新日本に少しでも還元できればと思いますし。また佐倉は佐倉でね、行政がありがたいことにいろいろ協力してくれて。なおかつ民間の方々も、めいっぱい協力してくださるのでね、この大会が終わって、すぐにまたプロモーション活動に行くでしょうけど、それが楽しみで仕方がないです。どうもありがとうございました(※とまた頭を下げて敬礼し)ゼアッ!」
※潮崎、小峠はノーコメント