『GLEAT Ver.MEGA in OSAKA』
エディオンアリーナ大阪(府立体育会館)第1競技場(2024年10月6日)
特別試合 ○T-Hawkvs山村武寛×

　山村が#STRONGHEARTS卒業マッチで奮闘を見せたものの、最後はT-Hawkが裏をかいて丸め込み、接戦をモノにした。試合後、T-Hawkは袂を分かつ山村に「自分を下げるな!」と猛ゲキを送った。

　#STRONGHEARTSを離れて、渡辺壮馬、ジュンジェ、JDリーとの共闘を宣言した山村。大阪のビッグマッチでは、#STRONGHEARTSからの卒業マッチとして、T-Hawkとの同門対決に臨んだ。

　感傷的なムードなど一切なく、ゴング直後から2人は真っ向勝負で火花。チョップ合戦を繰り広げると、山村がトペコンヒーロを敢行して先手を取った。負けじとT-Hawkもコーナーに上がった山村を逆水平で場外に叩き落とし、腰からエプロンに叩きつけると、逆水平やビンタを何度もねじこんでいく。

　山村はミサイルキック、ジャンピングハイキックで反攻。先読み合戦で攻守が次々と入れ代わるが、T-Hawkの重たいチョップを食らいながらも、意地のブレーンバスターを決める。そして、ランニングローキックからスターダストプレスへ。これは時期尚早で自爆に終わるが、その後も感情むき出しでT-Hawkとチョップ合戦を展開した。

　激しい打撃戦が続くが、T-Hawkがニーアッパー、ウラジゴクで好機を掴む。即座に丸め込んであわや3カウントの場面を作った山村だったが、直後にT-Hawkがケルベロスを後頭部にズバリ。それでも山村はナイトライドを阻止し、丸め込みで粘りを発揮したものの、裏をかいたT-Hawkが丸め込み返して、接戦をモノにした。

　山村はキックアウトしたとレフェリーにアピールするが、裁定は覆らず。試合後も両者はリング上と場外に分かれて、挑発し合った。

　今後は敵同士となるだけにリング上では感傷的な空気を見せなかったT-Hawkだが、バックステージでは一転して山村にメッセージを送った。

　「山村、お前はさ、いつも俺の下とか、先輩がどうとかああだこうだ…お前は気遣いだから、昔からそんなところあるけどさ。お前はそこがいいところでもあり、悪いところでもあるんだよ、バカヤロー。いいか、普段は別にそれでもいいかもしれない。俺もそれは嬉しいよ」とこれまでの関係性があるからこそ指摘。そのうえで「だけどな、お前はプロレスラーだろうが。これから#STRONGHEARTS離れて、独立してやっていくんだろうが。お前が頭で引っ張っていくんだろうが。何が下だ? バカヤロー。自分を下げるな! お前がすげえレスラーなんてことは、俺が一番わかってんだよ、バカヤロー。いつもその目で来い。綺麗なことすんな、バカヤロー。そのほうがお前っぽいよ」と厳しいながらも熱い思いが溢れるエールを送った。

【T-Hawkの話】「山村、お前はさ、いつも俺の下とか、先輩がどうとかああだこうだ…お前は気遣いだから、昔からそんなところあるけどさ。お前はそこがいいところでもあり、悪いところでもあるんだよ、バカヤロー。いいか、普段は別にそれでもいいかもしれない。俺もそれは嬉しいよ。だけどな、お前はプロレスラーだろうが。これから#STRONGHEARTS離れて、独立してやっていくんだろうが。お前が頭で引っ張っていくんだろうが。何が下だ? バカヤロー。自分を下げるな! お前がすげえレスラーなんてことは、俺が一番わかってんだよ、バカヤロー。いつもその目で来い。綺麗なことすんな、バカヤロー。そのほうがお前っぽいよ」

【山村の話】「今日、俺勝ってたやろ? 返してるやろ? T-Hawk、あんな形で決着なんて言わへんぞ。まだまだお前とはやり合うぞ。まだまだやり足りへん。まだだ。お前を追いかけ続けるからな。そして、絶対にお前を超えて、GLEATの中心にこのニューチームで行ったるよ」