【WWE】リアが女子世界王者リヴ攻略寸前もラケル乱入でノーコンテスト

 『バッド・ブラッド』が現地時間5日、ジョージア州アトランタで行われ、リア・リプリーが女子世界王者リヴ・モーガンに挑んだものの、ラケル・ロドリゲスの乱入によってノーコンテストに終わった。

 8・3『サマースラム』でリアは王者・リヴに挑戦したものの、ドミニクの裏切りの末に敗戦。リヴの襲撃による負傷欠場で返上したベルトを取り戻すことはできなかった。この日、2ヵ月ぶりの再戦が実現。ドミニクは介入できないようにシャークケージ(サメ観賞用の鉄檻)に閉じ込められた。閉所恐怖症のドミニクはリアに高所恐怖症であることも暴露されると、高々と吊り上げられたシャークケージの中でおびえたような表情をみせた。

 1対1の状況でリアはヘッドバット、ラリアット連打でリヴを圧倒。ノーザンライトスープレックスでぶん投げる。ならばとリヴは場外戦に持ち込み、リアの左足をエプロンや鉄柱に叩きつけて反撃。エプロンを利しての619を決め、エプロンからのサンセットフリップパワーボムでリアをバリケードに叩きつけた。主導権を握ったリヴはコーナーからダイブしてのコードブレイカーで追い討ち。オブリビオンを仕掛けた。

 これはリアが前方回転で食い止めた。フロントハイキックを見舞うと、リップタイドを狙う。阻止したリヴは前方回転式変型バスターで応戦。ロコモーション式ブレーンバスターで攻め込んだが、リアは高角度パワーボムで逆襲。ここで鉄檻の鍵が開いた。リアはフロッグスプラッシュを放ち、プリズムトラップで絞め上げ、逃れたリヴが場外に出ると、追いかけたリアはリップタイドを決めた。

 ドミニクが心配そうに身を乗り出すと、宙吊りになってしまう。リアはレフェリーに「戻ってきたら終わらせるから」と断りを入れてから、不敵な笑みとともに竹刀でドミニクをめった打ちにした。が、ここでラケルが突如現れてリアを暴行。ノーコンテスト裁定のゴングが鳴らされると、ラケルはリアをリングに入れ、高角度パワーボムでKO。女子世界ベルトをリヴに手渡した。

 リアは女子世界王座返り咲き目前に迫りながら、ラケルがぶち壊し。リヴが辛くも防衛を果たし、抗争は継続となりそうだ。

 バッド・ブラッドの模様は日本国内ではABEMAにて放映された。