【WWE】ダミアンがベイラーとの遺恨対決制す 世界ヘビー陥落の張本人に報復

 『バッド・ブラッド』が現地時間5日、ジョージア州アトランタで行われ、ダミアン・プリーストがフィン・ベイラーとの遺恨対決に快勝した。

 ベイラーの裏切りによって世界ヘビー級王座を失ったダミアンは同じくドミニク・ミステリオに裏切られたリア・リプリーと“テラー・ツインズ”を結成。ベイラー率いる新生ジャッジメント・デーと抗争を繰り広げてきた。この日、ダミアンとベイラーの一騎打ち、リヴ・モーガンとリアの女子世界王座戦とシングル2番を迎えた。

 まずはダミアンがベイラーとの遺恨対決に臨んだ。元WWFタッグ王者の“ブレーンバスターズ”タリー・ブランチャード&アーン・アンダーソン、DジェネレーションXの一員だったXパックと歴代殿堂入りの面々が見守る中、喧嘩腰の打撃戦が展開され、ダミアンがフラップジャック、ミドルキックで先手を取ったが、ベイラーも場外でのスリングブレイドで応戦。スリーパーで絞め上げ、コーナーからダイブすると、ダミアンは強烈なエルボーで撃墜した。

 ミドルキック連打、ローリングエルボーと打撃の雨を降らせたダミアンはファルコンアローで追い討ち。ベイラーもスリングブレイドで反撃するものの、ダミアンはハイキックで応戦し、ラリアットを振り抜く。ベイラーもハイキックをかいくぐってオーバーヘッドキックを放ったが、ダミアンはレーザーズエッジで返り討ち。場外に逃げたベイラーをレーザーズエッジでエプロンに叩きつけた。

 ここでリングサイドにジャッジメント・デーのJDマクドナ、カリートがやってきた。ダミアンが気を取られたスキに正面飛びドロップキックを放ったベイラーはクーデグラを投下。ダミアンもイス攻撃をフロントハイキックで食い止め、カリートとマクドナをなで斬り。サウス・オブ・ヘブンを阻止したベイラーがクーデグラを連発したが、3発目はダミアンがキャッチ。サウス・オブ・ヘブンで叩きつけて3カウントを奪った。

 ダミアンが怨敵・ベイラーを粉砕。世界ヘビー陥落時の憂さをようやく晴らした。

 バッド・ブラッドの模様は日本国内ではABEMAにて放映された。