アルバートサーストンの サスペンダー。サンタセッ/大貫達正さん

サスペンダーはハードルが高いイメージだが、トラディショナルという意味においては不可欠なアイテムだ。それを教えてくれたのは大貫達正さん。「〈アルバートサーストン〉は、王室御用達である英国の老舗ブランドですが、アイビーリーガーたちも愛用していたようです。1940年代ごろまではサスペンダーが主流だったので、アメトラを追求すると辿り着くのは必然。

私はいくつかデニムブランドを手掛けていますが、昔の仕様ではそもそもベルトループはなく、サスペンダーボタンが付いてますしね」参考商品(真下商事 TEL03-6412-7081)

写真上/この日はトップスと色味を合わせているが、小物同士で色合わせしたり差し色に使うことも多いそう。写真中/パンツを直接挟むピンチタイプもあるが、ボタンタイプのほうがクラシック。写真下/生憎の大雨で足元はビーンブーツ

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ビリンガムのスタジオ サッチェル。グリニッジ/瀬戸章汰さん

英国ものを主に取り扱う「グリニッジ」の瀬戸さんに聞いたアメトラ裏名品は、英国ブランドの〈ビリンガム〉。

「イギリスのブランドなのですが、その当時はあまり売れなかったらしいです。でも、ここまで続いた理由があって、それはニューヨークの写真家がバッグを使ってる写真がカメラ雑誌に掲載されて、アメリカのカメラマンの間で流行したからなんです。

その後にイギリスで逆輸入的に人気となり、50年以上続いているんです。そんな背景もありアメトラ的だと思うんですよね」4万9500円(グリニッジ TEL03-5774-1662)

写真上/2年前に新色で登場したネイビーは特にお気に入り。英米ミックススタイルとも好相性! 写真中/取材で訪れた「グリニッジ」にて80年代のアーカイブを発見! 現行品と2ショット。 写真下/.撥水生地なので多少の雨なら問題なし。