・食べ比べた結果
ただ、不味くはなくて、むしろ、その甘みはカキフライに合っているから難しい。食べ比べてみたところ、キレートレモンバージョンを食べた後だと、レモンバージョンがもの足りなく感じるのだ。酸味があればウマくなる気がする。そこで……
レモンをかけた後にキレートレモンを足してみたところ……
これかもしれん。
衣はビチャビチャだが味としてはベスト。酸味の後に来る甘みがカキフライの味に奥行きを加え、カキフライの味が一歩前進したように感じた。さらに、その後にキレートレモンを一気飲みすると、ビールとカキフライのセットみたいな喉ごしのキレがある。
すっぱさで洗い流そう──。これはキレートレモンのキャッチフレーズだが、確かに洗い流せることが判明した。ひょっとしたらキレートレモンはこう言いたいのかもしれない。「全てはすっぱさで洗い流せる」と。
カキフライが引き出したキレートレモンの本当のメッセージ。その染みるような味に今夜も乾杯。キレートレモンよ、永遠なれ。
参考リンク:一般社団法人全国清涼飲料連合会、キレートレモン
執筆:中澤星児
Photo:Rocketnews24.