AIで心を再現できたとしたら、人間は何を見つけ 何を失うのか 映画『本心』

石井裕也監督最新作、映画『本心』。この度、本作の最新ロング予告映像が公開された。

本作は、“リアル”と“リアルではないもの”の境界が今よりもさらに曖昧になった世界を舞台に、亡くなった母の“本心”を知るためAIで彼女を蘇らせることを選択する青年・石川朔也と、彼を取り巻く人間の【心】と【本質】に迫る革新的なヒューマンミステリー。

原作は、「ある男」などで知られる平野啓一郎の同名長編小説。キャストには、池松壮亮を主演に迎え、三吉彩花、水上恒司、仲野太賀、田中泯、綾野剛、妻夫木聡、田中裕子ら、豪華実力派俳優陣が集結する。

この度、テクノロジーの著しい進化に翻弄されていく主人公・朔也と、彼を取り巻く人々が、互いの“本心”を探り合い、ぶつかり合う最新予告映像が公開された。

朔也(池松壮亮)は、母・秋子(田中裕子)と2人でつつましい生活を送るごく普通の青年。しかしある日、「大事な話があるの」と言い残して急逝した母・秋子が、実は“自由死”を選んでいたことを知ってしまう。幸せそうに見えた母がなぜ自ら死を望んだのか。母の本心を探るため、朔也は不安を抱えながらも、AIに集約させ人格を形成するVF(ヴァーチャル・フィギュア)を利用し、仮想空間に母を“蘇らせる”選択をする‥‥。

映画『本心』は、2024年11月8日(金)より全国ロードショー。

作品情報

映画『本心』

工場で働く青年・朔也は、同居する母から仕事中に電話が入り「帰ったら大切な話をしたい」と告げられる。帰宅を急ぐ朔也は、途中に豪雨で氾濫する川べりに母が立っているのを目撃。助けようと飛び込むも重傷を負い、昏睡状態に陥ってしまう。目が覚めたとき母は亡くなっていて、生前“自由死”選択していたと聞かされる。また、ロボット化の波で勤務先は閉鎖。朔也は、唯一の家族を失くし、激変した世界に戸惑いながらも幼なじみの岸谷の紹介で「リアル・アバター」の仕事を始める。仮想空間上に任意の“人間”を作る「VF(ヴァーチャル・フィギュア)」という技術を知った朔也は、「母は何を伝えたかったのか?どうして死を望んでいたのか?」を解消したい気持ちから、なけなしの貯金を費やして開発者の野崎に「母を作ってほしい」と依頼するが‥‥。

監督・脚本:石井裕也

原作:平野啓一郎「本心」(文春文庫 / コルク)

出演:池松壮亮、三吉彩花、水上恒司、仲野太賀、田中泯、綾野剛、妻夫木聡、田中裕子

配給:ハピネットファントム・スタジオ

©2024 映画『本心』製作委員会

2024年11月8日(金)  TOHO シネマズ 日比谷ほか全国ロードショー

公式サイト happinet-phantom.com/honshin