ファミマ『背徳のコンビニ飯』メニューに「そうでもなさそうなヤツ」がいるんだが…食べてみた結果 → 二つの世界を見た

・おむすび権米衛「煮玉子むすび」(税込280円)



対する権米衛。ラップに包まれているのが微笑ましい。そしてほんのり温かく、ファミマのより握りがふんわりしている。そこかしこから溢れ出す手作り感。



大きさはこんな感じ。ちょっとファミマより小ぶりかとも思ったが、横長なことを加味すれば そんなに変わらんな。

半分に切ってみると……あ、半熟!

写真では分かりづらいかもしれないが、黄身がよりトロンとしているのだ。コンビニでは色々とリスクもあってやりづらいだろうから、これも専門店ならではかも。

一口食べてみると……

とても美味しい。

当然ながらご飯と煮玉子の間にソースやマヨ的なものはナシ。米と具だけで勝負している。

そしてそのどちらもしみじみと美味しい。過不足なく炊かれてまだほんのり温かいご飯、嫌味のないタレの香り、そしてお手本のような煮玉子。全ての要素が互いを置き去りにすることなく引き立てあっている。

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・結論



結論、二つは全くの別物である。

ファミマは「背徳」の名の通り、「背脂にんにく入りマヨソース」が突っ走っててクッソ美味い。逆に言えばこのソースに全権委任している感があり、もう殊更に「煮玉子」である必要もない気もしてくるが、美味いんだからしょうがない。

権米衛はもう、さすがというか、これぞ正しき「煮玉子むすび」である。米、海苔、タレ、煮玉子、それぞれが絶妙な調和を保っていて、丁寧に作られている印象。

ファミマは「ガッツリ」、権米衛は「しみじみ」。ファミマは「クッソ美味い」、権米衛は「とても美味しい」。そういうことである。

参考リンク:ファミリーマート 背徳のコンビニ飯

執筆:砂付近

Photo:Rocketnews24.