剣と魔法のファンタジーな世界が舞台の無料MMORPG『スローン・アンド・リバティ』サービス開始!マルチプレイコンテンツが豊富

NCSOFTとAmazon Gamesによる、基本プレイ無料のMMORPG『スローン・アンド・リバティ』が10月2日にサービスを開始した。『スローン・アンド・リバティ』は広大な世界「ソシリウム」を舞台に、ギルドを中心とした白熱した戦闘が繰り広げられる。この記事では、ゲームの内容やシステムについて筆者視点で説明していく。

プレイして驚いたのは、美麗なグラフィックと広大なフィールド。移動するエリアと街はシームレスになっており、どこまでも地続きな世界を感じられる。初めて訪れる街の「キャスラータウン」には、NPC以外にも多くのプレイヤーキャラで賑わっているところから、MMORPGらしさを感じられる。キャラも背景もグラフィックが綺麗なので、よりその世界に暮らしている感覚を味わえるのも良い点である。

言語に関しては、音声もテキストもしっかりと日本語に吹き替え、翻訳されており、ローカライズに力が入っていた。「剣と魔法のファンタジー」とも言える世界観のゲームで専門用語も出てくるが、日本語でプレイできるため、日本人プレイヤーも遊びやすいゲームだと感じた。

ゲームを始めると、まずはサーバー選びやキャラクターを作成する。操作キャラクターは男女の選択以外にも、外見を細かく編集することができる。顔のパーツでは、目、眉、鼻、口、メイクの調整、他にも髪形や体型、衣装を調整可能なので、自分好みのキャラを作成できる。

戦闘は、基本的に剣や長弓などの攻撃と、スキル(武器術、魔法)を駆使して戦うことになる。装備した武器でロールが決まるクラスフリーシステムが採用されていて、2種類の武器を組み合わせて、攻撃力、防御力、ダメージを最大限発揮する構成を作れる仕様である。主に、オーソドックスな組み合わせの剣と盾や、一振りで多数の敵に攻撃できる両手剣、戦闘中に味方を回復することもできるワンドと魔導書などが使用できる。

ゲーム開始直後、主人公は小規模な島の「ウィスプ島」で暮らしているが、襲撃をきっかけに島を出て上述したキャスラータウンを訪れることになる。キャスラータウンに来てからは、魔力暴走を抑えるための治療法を探すため、さまざまなクエストをこなしてストーリーを進めていくことになる。

キャスラータウン以降は、街の外に出て探索や戦闘、収集など比較的自由に行動できるようになる。ストーリーを進めたりプレイヤーレベルを上げたりして、できることや行ける場所が増えていく。メインストーリーにあたる「冒険」の項目には、序章から10章までがあり、それぞれクリアすることで報酬の受け取りや機能が開放される。ゲームを進めていくと他のプレイヤーキャラとグループを組み協力し合えるギルドが開放されるが、それまではソロでメインストーリーを進めていくのが基本システムとなる。

ギルドに入ると、攻城戦などの専用コンテンツを楽しめるだけでなく、ギルド報酬も受け取れる。コンテンツには敵のNPCに対抗するもの、プレイヤー同士でスコアを競うマルチプレイもあるので、ギルドに入ることでより戦いやすくなる。フィールドボスはソロでも参加できるコンテンツであるが、ギルドメンバーのみで戦うことになるギルドダンジョンもある。

『スローン・アンド・リバティ』には、プレイヤー同士で攻撃し合うPvPやギルド同士で争う「占領戦」、城を守る一つのギルドとその他複数のギルドが争う「攻城戦」など多数のコンテンツが用意されている。特に「攻城戦」は、ゴーレムを召喚して城壁を破壊、天候の変化を利用して裏口から侵入など、さまざまな戦略を利用して攻略する大規模戦となっている。

サービス開始から間もない現時点でもソロでの攻略、ギルドでのコンテンツも含めると満足感の高いボリュームがある。また、オンラインゲームなので、今後のバージョンアップによって追加されるシステムやコンテンツにも可能性を残している。

そのほか、釣りや料理などのアクティビティ要素も充実している。色々な楽しみ方ができるので、初心者でもプレイしやすいゲームである。遊びの要素がたくさんあるので、思うがままに楽しめる作品だ。

文・SHIGE55