「NAB Show New York 2024」開催。AI、スポーツメディア、コンテンツ制作などの分野の新製品を披露

全米放送事業者協会(NAB)は、NAB Show New Yorkをジェイコブ・K・ジャビッツ・コンベンション・センターで2024年10月9日~10日に開催する。放送、メディア、エンターテインメント業界にとってのイベントであるこの同ショーでは、20の新製品が発表されるほか、50近い初出展企業が、進化する業界のニーズに応える先進的なソリューションを展示するという。

参加者は、AIを活用したツール、先進のスポーツ・メディア・ソリューション、次世代コンテンツ制作技術を探求する。スポーツ放送を変革するAIアナリティクスから最先端の制作機器まで、NAB Show New Yorkはメディアテクノロジーの最新イノベーションを発見するハブとなるという。同イベントは、業界を形成する製品や技術を発見する機会をプロフェッショナルに提供する。

NAB Global Connections and Eventsのエグゼクティブ・バイス・プレジデント兼マネージング・ディレクターであるカレン・チュプカ氏は、次のようにコメントしている。

チュプカ氏:私たちの業界では、変化のスピードが速いため、プロフェッショナルが一歩先を行くためのソリューションが求められており、出展各社は、コンテンツの制作、配信、収益化の方法を変革するツールでその声に応えています。

NAB Show New York 2024では、Cuez by TinkerList TV、Eon Media Corporation、Qualstar Corporation、Shade Inc.など約50社が新たに出展し、AIを活用した革新的なソリューションを紹介する。Kamera ToolsとMeinbergは、スポーツメディアの開発に最適なライブ制作用の新しいツールを展示する。フォトグラファーを含むクリエイター・エコノミーのプロフェッショナルは、Photo+VideoエリアにあるFotopro/Bosma、Hollyland、Delta V Robotics、Tamron Americasなどの新しいブースで製品を見つけることができる。

ワークフローを合理化し、コンテンツ制作、配信、収益化における新たな可能性を切り開く新製品やソリューションが展示され、出展社の20%が新製品を展示する予定。

新製品紹介

新商品の多くは、今トレンドとなっている主要なテーマやトピックにあてはまるという。出展社から提出された新製品リストを、ソート可能なスプレッドシートで表示・ダウンロード可能

人工知能と機械学習

  • Eon Media(ブース番号:1405B)

    eonArchivesAI – メディアアーカイブを収益化可能な資産に変換するAIソリューション。

    *NAB Show New Yorkで発表。
  • Moments Lab(旧Newsbridge)(ブース番号:1065)

    Premiere ProのためのMoments Labプラグイン – Premiere Proで直接コンテンツを高速に発見し、クリッピングするためのAI搭載プラグイン。
  • WorldCast Systems(ブース番号:1159)

    SmartFM – 音声品質を損なうことなく、FMラジオ放送局向けにAIを活用した省エネRF技術。

クリエイター・エコノミー

  • Magewell(ブース番号:753)

    Director Mini v3.0 – ポータブルでオールインワンのライブプロダクション&ストリーミングシステム。

    *NAB Show New Yorkで発表。
  • Pliant Technologies(ブース番号:1331)

    CRP-C12 Compact Radio Pack – プロフェッショナル向けワイヤレスインカムとしては最小クラスの製品。
  • TAMRON(ブース番号:630)

    TAMRON 35-150MM F/2-2.8 DI III VXD – ソニーEおよびニコンZミラーレスカメラ用に設計された、広角側でF2から始まるズームレンズ。

プロダクション&スポーツ・プロダクション

  • Avid Technology(ブース番号:654/658)

    Avid Huddle – リモート・チームのコンテンツ配信と承認を効率化する、セキュアで高品質なビデオ・レビュー・ソフトウェア。
  • Cobalt(ブース番号:1005)

    COBALT UltraBlue IP-MVマルチビューワ – IPオーディオ/ビデオコンテンツをサポートする柔軟なマルチビューワ。
  • farmerswife(ブース番号:647)

    farmerswife 7.1 – ポストプロダクションワークフローのための新しい予算管理ツールと強化された機材管理を備えたプロジェクト管理ソフトウェア。
  • FOR-A Americas(ブース番号:1009)

    SOAR-A Edge – 拡張可能なアーキテクチャとSMPTE ST 2110への信号変換により、セキュアなリモートプロダクションとゲートウェイフリーのストリーミングを実現するIPベースのライブプロダクションプラットフォーム。

製品発表

  • Apantac(ブース番号:1229)

    SDM-ST-2110、Dante-AA – オーディオとビデオのワークフローに対応した2製品を発表。
  • BrandedMics Corp(ブース番号:1265)

    SchulzGreen – 持続可能なマイク用ウィンドスクリーン。
  • Cuez by TinkerList TV(ブース番号:353)

    Storiez – AIを搭載した、ストーリー中心のクラウドベースのニュースルームシステム。
  • Eon Media(ブース番号:1405B)

    eonArchivesAI – メディアアーカイブを収益化可能な資産に変換するAIソリューション。
  • Facilis Technology(ブース番号:910)

    FASTCache Automatic Client Caching – リモートキャッシングでプロジェクトデータに高速アクセス。
  • Fotopro/Bosma(ブース番号:343)

    Golden Hawk光学バンドル – バードウォッチング用スコープと三脚バンドル。
  • IDXシステムテクノロジー(ブース番号:1030)

    IDX CUE-Jシリーズ Vマウントバッテリー – 容量アップしたバッテリー。
  • Kamera Tools(ブース番号:446)

    CFOS 4K(4Kカメラ用光ファイバーシステム)、UHD X_TS、OBM-U24IP、G-B100/290W 15AD – プロダクションやコンテンツクリエイター向けの4製品を発表。
  • Lawo(ブース番号:1013)

    HOME Downstream Keyer – 映像制作のためのマルチレイヤー・ダウンストリーム・キーイング。
  • Magewell(ブース番号:753)

    USB Capture HDMI 4K Pro、Director Mini v3.0 – プロダクション向け2製品を発表。
  • Net Insight (ブース番号:1047)

    Nimbra 204 – アンマネージドネットワーク上でのコスト効率の高いコンテンツ伝送。
  • Orban Labs(ブース番号:1137)

    Optimod 5750 HD – HD2チャンネルの独立処理。
  • パナソニックコネクトノースアメリカ(ブース番号:611)

    AK-UCX100 4Kスタジオカメラ – ライブイベント制作用の汎用4Kカメラ。
  • Shade(ブース番号:845)

    Shade 2.0 – AI検索機能付きクラウドNAS。